新年、明けましておめでとうございます。
塾長の鴨志田栄子です。
2019年の始まりにあたり、当塾で大事にしている「三意」を取り上げてみました。私自身の経験談として、以下に紹介いたします。
※三意とは、誠意、熱意、創意を意味しています。
1.仕事は常に「三意」の姿勢で!
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「どんな理由があれ、一度受けた仕事を途中で放棄した人の声に耳を傾ける人はいないよ。
仕事は、評価をもらうためにするものではない。約束した責任を果たすために行うものである。
三意(誠意、熱意、創意)をもって仕事をすれば、評価はついてくる」
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私がこの言葉の重みを実感したのは、独立して2年目。初めての海外(ベトナム)での仕事をいただいた時のことです。
その仕事を最後までやり遂げる前に、「当初と話しが違うので、この仕事を断わりたい」と師匠であり、稼プロ!の初代塾長である先生に伝えたことがありました。上記は、その時に言われた内容です。
今だから振り返られますが、自分の権利だけを主張している未熟な自分がそこにはあったと思います。
当時、相談をする人もいないで、自分の判断で仕事を断っていたらどういうことになっていたでしょうか?
いうまでもなく、今の私は存在していません。早々と、診断士の世界からも消えていたかもしれません。
私にとって、仕事は三意の姿勢をもって臨むというのは、大切な原点であり、それを塾生に伝えるのが私の大きな使命であると思っております。
「仕事を断りたい」と思った当時は、経験も浅く、心身ともに余裕がない状況。それを見かねた同じ師匠の弟子である先輩方が「何か手伝えることはある?」と声をかけてくださったことも、私には大きな励ましとなりました。
みんな三意をもって仕事をすることの大切さを師匠から教わっていたからです。
このことがきっかけで、私も、この先輩方のように、後輩や塾生が困ったときに手を差し伸べられるようになりたいと思うようになりました。
2.「三意で仕事をすれば、評価はついてくる」を実感
初めてのベトナム。行ったこともなく、どのような国なのかイメージも沸かない状況で、まず、自分にできる「三意」は何かを考えました。
私が担当するのは「マーケティング」の講義。
そこで、私は、日本の事例を伝えられる準備に注力。
商品サンプルとして、グリコのポッキーチョコレートの複数のバリエーション、ポカリスエットの小ボトル、さまざまな試供品などを持参し、実際にモノを見せる工夫をしました。
そして、現地の講義では、質疑応答に対して、同業種の日本の企業では、こんな取組みをしていますと、事例で答えていったのです。
当時は、日本企業に対する関心度がとても高く、日本での成功事例を知りたがる傾向があったことも追い風となり、みなさん興味深く耳を傾けてくださったことが、つい先日のように思い出されます。
その結果、お仕事をくださった専門家の方から、「あなたは、ああいえば、こう言う、よく次から次へと応えられましたね」と評価をいただき、その後、後任の専門家の方にも、推薦をしていただけました。
3.次の仕事につながり、それが実績となって積み重なっていく
独立前は、海外での仕事はまったく未経験だった私ですが、こうして、ベトナムでの研修講師の仕事をきっかけに、モンゴル、カンボジア、キルギス共和国、ロシアと、活動の範囲が広がっていったのです。
さらには、私がコンスタントに海外で活動をしていることがきっかけとなり、国内のある地方都市が実施したODA事業にも専門家として参画する機会をいただき、現在に繋がっています。
そして、先日、そのODA事業を実施した国の公的機関からも、直接、オファーをいただくこともできました。
海外の仕事は、自ら「行きたい! やりたい!」と手を挙げたことはありません。有り難いことに、いつも、お声をかけていただき、それに応える形で実績を積み重ねてきました。
自分にできることは惜しまず「三意」をもって取り組んできたことが、このような成果に結びついたと実感しています。
4.稼プロ!の塾長としての使命
稼プロ!で、私は1期生として学び、2期生から運営側に携わり、まもなく17年間が過ぎようとしています。
11期生からは2代目塾長として、初代塾長の教えを1人でも多くの方に伝えていくことに努めてまいりました。
コンサルタントとして、ひととなりを評価していただき、さらには、仕事のクオリティはどのようにして高めていけるのかということを大事にしております。
この2つが備わることで、お客様から指名されるコンサルタントになれるのだと考えます。
それが当塾の名前「稼げる!」が言わんとしていることです。
今年は、19期生を迎えます。20期生を輩出したら私も、塾長を卒業する予定です。
現在までの18年間という歴史と師匠や先輩方から教わってきたことを、1人でも多くの方に伝えていくことで、塾長としての「三意」を実践していくことが私の使命と思っています。
5.19期生を迎えるにあたり
稼プロ!は、クオリティを重視して、各期定員15名としております。
当塾の主旨をご理解いただき、是非、ここで一緒に学びたいという方を歓迎しております。
そのため、事前に、講義見学の機会やその他のイベントを企画しています。
今月は、当塾の運営チームが、「診断士はじめの一歩セミナー」というセミナーを実施いたします。
・ 診断士を受験中の方
・ 診断士に合格したばかりの方
・ 診断士に合格したけど、何から始めれば良いかわからないという方
を対象としたセミナーです。
合格後にやるべき事が見えてくると思います。
時間や場所などの詳細は、下記からご覧ください。
お申込もこちらからお願いします。
http://kasepuro.com/LP/ippo2019/
2019年、今年も、これまで以上に、よろしくお願いいたします。
皆様がたにとって実りのある年となりますよう、お祈り申し上げます。