皆さん、こんにちは。講師の富岡です。
最近観た映画の話です。
家のテレビでWOWOWをつけたら、たまたまやっていました。
「15時17分、パリ行き」(原題:THE 15:17 TO PARIS)
監督は、あのクリント・イーストウッドです。
2015年8月2日に起きたパリ行き高速列車テロ事件。
ヨーロッパ旅行中だった3人のアメリカ人の若者が
犯人を取り押さえ、被害者を救護した実話をもとにして
作られた映画です。
私はこの映画をたまたま観たので何の予備知識もありませんでした。
途中から観たのですが、なにか不思議な感覚なのです。
主役の若者たちの会話やアクションがすごーく自然なのです。
それもそのはず、これはあとで調べて分かったのですが、
この主役の若者たち、この事件の当事者、本人たちだったのです。
当初は役者を使って映画を撮るべくオーディションをしたそうです。
しかし、イーストウッド監督が本人たちに会って、彼らで撮ろう!
ということになったようです。
映画自体非常にリアル。映画なのかドキュメンタリーなのか
分からない錯覚に陥ります。
作りものとしてのエンターテイメント性はないのですが、
事実の再現から大事なことを気づかせてくれる、そんな映画です。
富岡 淳