ダイバーシティについて
こんにちは、稼プロ18期生の清水祐樹です。
今回はまじめなテーマとして、ダイバーシティについて、学ぶ機会がありましたのでご紹介したいと思います。
まず、ダイバーシティという言葉をご存知でしたでしょうか?
ダイバーシティ推進機構が調査した内容では、約3割の方しか知らないという結果となっていました。アメリカや欧州では、あたりまえとなっているダイバーシティですが、日本での認知度はまだまだ低いようです。
ダイバーシティの意味は、多様性ですが、今の世の中は、多様化が進む社会となっており、違いを受容していく考え方のことをダイバーシティとしています。そのため、ダイバーシティ経営とは、多様な人材を活用して生産性を高めるように取り組むことで、 性別や人種といったものに限らず、年齢、性格、思想や能力、発想や価値観を統合して組織の活性化を通じて経営力や開発力を強化する経営手法になります。
近年は、色々な商品が成熟してきており、コモディティ化が進んでいるため、こういった商品を差別化していくのは難しくなってきています。新たな商品を開発するには、身につけた知識や常識を覆す「アンラーニング」が必要といわれていますが、自身に構築された常識を覆すのは大変なことだし、なかなか気づかないものです。
そこで、多様な考え方をもっている人たちを受容することで、新しい価値観が創出されることになります。これは、女性視点で開発されヒットした、「キリンフリー」や「新型ノート」といった例からもわかると思います。
また、ダイバーシティは、雇用面だけでなく経済面にもプラスに働くといわれています。
例えば、専業主婦であった女性が労働参加する
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育児や介護などのニーズが高まり、市場が広がる
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世帯年収が増えることで、生活の質を向上するようにする
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旅行やリフォームの需要が高まる
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新たな雇用が発生する
といった発想からきています。
つまり、幅広い人材を活用することで、相乗的な経済効果が社会全体を活性化するといったことにつながる流れとなっています。日本では、少子高齢化が進み、人材不足や市場不足が顕在化してきているため、ダイバーシティの取り組みは、日本企業の重要課題となっています。
とはいっても、単一民族国家である日本でダイバーシティを取り入れていくのはなかなか難しい問題かもしれません。
ということで、今回はダイバーシティについてのご紹介でした。