皆さん、あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。稼プロ! 18期生の小野澤です。今日は、飲食店の診断についてです。年明け早々の1月の講義はイタリアンレストンでの診断実習の予定ですが、私も診断士登録の際の実務補習で飲食店の診断を経験したことがあります。推奨図書の河野先生の著書を片手に一生懸命取り組んだことを思い出します。我々が担当したのは所謂居酒屋さんで、調査と称して、対象の店の周辺の飲み屋をはしごしました。普段何気なく、飲みに行く居酒屋業界の裏側を見せてもらったようで、大変興味深いものがありました。この実務補習で今でも印象に残っているのが、オーナーの料理に対する拘りです。海産物等の食材の仕入れから、調理に至るまで大変な拘りを持っておられたのを思い出します。近所に比較的大手の居酒屋チェーンが出店していましたが、自分の店の料理には絶対的な自信を持っていました。その時にも覆面調査をしに行きましたが、オーナーお勧めの海鮮料理や“かきおこ”(牡蛎のお好み焼き)がとても美味しく、自信を持っているだけのことはあるなと感心したものです。やっぱりオーナーの思いって大事ですね。でもそれが裏目にでることもあって、多店舗展開している店と店の間のサービス品質のギャップが大きく、問題になっていました。オーナーの思いや意向を汲んで、本店同様な店舗運営を行える人材の確保にご苦労されているようでした。それから集客のためのユニークなプロモーションをやっておられましたが、客には評判は良いものの何せコストがかかって、会社の利益の圧迫要因になっていました。我々の診断では、コストパフォーマンスの観点からこのプロモーションの見直しを提言の一つに加えましたが、オーナーの機嫌が悪くなってしまい、あまり強く推せませんでした。オーナーの思いも場合によってマイナス要素になるということでしょうか。こういうところ経営診断の難しいところですね。
今回のイタリアンレストランのオーナーもきっと料理や店舗運営に対して強いこだわりをお持ちだと思いますが、そういうところをうまく引き出して、良い提言ができたらよいなと思います。
因みに私、年明けは予定が詰まっていたため、暮れに仕事で近くに寄ったついでに単独覆面調査に赴きました。自慢のピザを頂きましたが、予想に違わずとても美味でした。特に拘りのパイ生地にとろりとしたチーズがのったピザの美味しさは近ごろ経験したことのないものでした。それで覆面で図々しくいろいろ調査するつもりでしたが、なんとたまたま決算書類を取りに来られた稼プロ!の某先生とばったり遭遇し、一発で面が割れ、あえなく覆面調査終了とあいなりました。でも、とても素晴らしいお店で皆さん、診断のしがいがあるのではないかと思います。年明け早々ですが、お屠蘇気分もほどほどにしっかり取り組みたいと思っています。
それから、難関の中小企業診断士2次試験を突破した方や合格を目指して努力されている方に稼プロ!からお知らせです。
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