塾長の鴨志田栄子です。
21日~23日の3連休は、ボイストレーニング連休でした。
21日は、月に1度のトレーニング、午前中は発声練習、午後はナレーションの練習。
22日~23日は、お教室の合宿で、千葉にある生命の森リゾートで、発声やスピーチ、朗読などについて宮崎絢子先生の指導をいただきました。
3日間、発声を通じて、とてもリフレッシュすることができました。
【声には人を動かすパワーがある】
実は、声には人を動かすパワーがあります。
どんなに内容が素晴らしくても、声が相手の心に届かなければ、相手の心を動かすことはありません。
しかし、診断士の人の多くは、「声は出ていればよいもの」と思っているようです。
声で「損」をしている人も多いですし、また、「声」で得する人もいるのです。
良い声が出せることは、コンサルタントにとってプラスに働きます。
【良い声とは】
良い声とは、「地声」のことです。
地声は、聴き手にとって心地よい声なのです。
自分の地声は、どの声なのか、これを知ることが大事ですが、決して容易なことではありません。
【良い声を出す基本】
良い声を出す基本は、①姿勢が良いこと ②口が開いていこと(唇だけでなく、のども) ③腹式呼吸ができていること です。
そして下半身でしっかりと立ち、上半身はいつもリラックス。講演をしながら、体がゆらゆらと揺れる人がいますが、これは、しっかりと立っていないからです。
これらが守れれば、毎日、終日、講義をしていても声は枯れません。
のどを閉めたり、胸や背中に力が入ったりすると、のびやかな声は出なくなります。
利き手にとっても心地よくない声になります。
【相手の心に響く声】
そして、強い声、明るい声、優しい声など、使い分けられるようになること、イントネーションを正しく理解すること、それが相手の心に響く声になるポイントです。
【相手に伝わる話し方】
正しい発声ができるようになったら、今度は、話し方です。
言葉をきれいにするには、鼻濁音と無声音が滑らかに使えること、そして、どこで「ま」をとったらよいのか、すなわち息継ぎのポイントでもあります。
また、語尾まで、声をだし続けることが、相手に確実に届く声といえます。
そして、1つひとつの言葉をたてて話すことができるようになると、言葉が生きてきます。言葉を立てるとは、その言葉を校正している文字を大切に発音するということです。
【イメージさせる力】
人に何かを伝えるということは、声を通じて、相手が何かをイメージできるということです。
香りの話をしたら、相手が声から香りを感じてくれる・・・、青い空の話をしたら、相手の頭の中に、青空が広がること・・・・・
ここまで、伝えられれば、スピーチやプレゼンは、完成度が相当高いです。
ボイストレーニングの世界は、奥深いです。
みなさんも、「声」を大切にして、有効活用していきましょう。