みなさんこんにちは!稼プロ!20期生の川村匡弥です。本年もよろしくお願いいたします。
東京都は2度目の緊急事態宣言発令後、初の週末でした。みなさんはどのように過ごされましたか?私は、妻の作ったプレゼンテーション資料をレビューしていました。とある場所で60分の講義をするときに使う資料なんですが、自分のことは棚に上げて、あーでもないこーでもないと意見を言っては、議論をしていました。
そうした時間を過ごしていて思ったのは、「伝える」ということは想像以上に難しい、ということでした。私はその講義の目的や妻が伝えたいことを知っているので、頭の中で補完することができるのですが、初めての人にこちらが意図することが伝わるかと言われると、なかなか厳しいなというのが率直な感想でした。
個人的には、話の内容をきちんと相手に伝えるためには、以下のことが重要だと思っています。
①相手が「ききたい」と思っていることを伝えること
②全体像・ストーリーが明確であること
③雑音を感じさせないこと
④相手に解釈をさせないこと
以下、それぞれ少しずつお話していきたいと思います。
①相手が「ききたい」と思っていることを伝えること
これはいわゆる「顧客主語」と言い換えることもできます。聴衆がどんな人たちなのかをイメージし、その人たちが何を求めてその場に集まってきているかを考え、その答えとなるものを伝える。自分が伝えたいことを伝えるのではない、ということです。これって会社で仕事する分には刷り込まれているので大丈夫なんですが、セミナーとか講義となると、意識していないと抜け落ちがちなんじゃないかな、って思います。
②全体像・ストーリーが明確であること
今回の講義の目的は何で、そのために何をどう言う順番で話していくよ、という道しるべがないと、聞き手としては「今何を話しているのか?」「この人が伝えたいことはいったい何なのか?」「1つのテーマを随分長く話しているが、これはいつまで続くのか?」「話があっちにいったりこっちにいったりしているが何が言いたいのか?」といった疑問が湧いてきて、話に集中するどころではなくなってしまいます。
セミナーや講義なんかでは、目次やレジュメという形で共有することが多いと思います。あとは、投影資料に全体のページ数と現在のページ番号を入れておくと、今どのあたりなのかが分かって安心すると思います。
③雑音を感じさせないこと
稼プロ!の声の講義でも鴨志田塾長よりお話がありましたが、声が枯れたり、「えー」や「あのー」といった余計な音が入ったりすると、そちらに気を取られて話に入っていけなくなります。余談ですが、私が高校生の時「ねっ」が口癖の数学教師がいて、授業中何回言うかを数えて、ノートが「正」の字でいっぱいになったことがありました…(笑)
④相手に解釈をさせないこと
これは本当に気を付けなければいけないことだと思っています。講義資料などでは、投影の都合上文字サイズを大きくせざるを得ず、その結果言葉を省いてしまうことが良くあると思います。ただ、その資料を見たときに「これはどういうことだ?」「本当なのか?」「言っていることと記載内容が違うがどういうことだ?」といった疑問がわき出すと、やはり話には集中できなくなってしまいます。受講生に考えさせるような講義は別ですが、読めば誰もが同じように理解するような資料になっていないといけないと私は思います。
例えば、診断士活動の近況報告のページに「新型コロナウイルスの影響」とだけ書かれていたとして、ある人は「講義の発注なかったのかな、大変そうだな」と思うかもしれませんし、ある人は「支援要望がたくさんあって急に忙しくなったのかな、いいな」と思うかもしれません。箇条書きではなく文章で、主語と述語をはっきりと、原因と結果をしっかり記述しないと、なにを伝えたいのか途端に分からなくなります。
これらのポイントを自分が実践できているかといえば、胸を張ってYESと答えることはできませんが…講義資料やセミナー資料を作るときには常に意識しておきたいポイントです。みなさんも大事だと思っているポイントがあれば、ぜひ教えてください!
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