東京都中小企業診断士協会中央支部認定!「稼げる ! プロコン育成塾」ブログ

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F-1日本グランプリ ~ 開催地の変遷から思うこと ~

2023-09-25 12:00:00 | 23期生のブログリレー

みなさま、こんにちは。

稼プロ!23期生の南です。

 

今週末(9/22~24)、三重県・鈴鹿サーキットでF1日本グランプリが開催されました。私は、F1ファン歴33年で、今でも毎戦欠かさずCSで観戦しています。

私がF1を見始めた1990年、日本では空前のF1ブームでした。バブル終焉期、多くの日本企業がスポンサーに名乗りを上げ、中にはF1チームごと買収する企業もありました。

また、当時日本グランプリは、アジア圏で唯一のF1開催でした。

 

あれから30年以上を経て、F1グランプリの開催地の変遷にも大きな変化がありました。

まず、1990年代までヨーロッパ中心の年間16戦程度だったF1グランプリの開催が、アジアにも広がっていきました(マレーシア、トルコ、中国、シンガポール、韓国、インド、ベトナムは結局コロナの影響で開催できず)。ヨーロッパ文化の象徴の一つであったF1を、国を挙げて招致し、発展をアピールする狙いもあったようです(今でも続いているのはシンガポールくらいですが)。

F1開催したい国は後を絶たず、招致・開催料が高騰(オリンピックやW杯同様、開催団体は莫大な放映権料も管理)。近年は年間20数戦に増えたにもかかわらず、ヨーロッパの有力国(フランスやドイツ)でも、毎年の開催が難しくなっています。

その一方、高騰した開催料を払える中東の富裕国(バーレーン、UAE、カタール、サウジアラビア)での開催が定着化しています。

また、長らくF1不毛の地と言われていたアメリカでも、現在は大人気。今年からはアメリカ国内で3回F1グランプリ(テキサス、フロリダ、ラスベガス)が開催されます。

 

最近では、日本グランプリもなくなるのでは、という話もあり、日本が”勢いのある側”ではなくなったことを、非常に寂しく思います。

サーキットのある鈴鹿は、日本のモータースポーツの聖地として海外でも非常に有名です。F1に限らず、モータースポーツは、観光業や地方創生に有望なイベントにできると考えています。私も診断士として、ぜひこのような機会に関わっていければ、と考えています。

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バレーボールにはまりました。

2023-09-24 12:00:00 | 23期生のブログリレー

バレーボール

読者の皆様こんにちは。17期卒の渡邉と申します。

前にも書いたかもしれませんが、私は現在岡山県で父親から承継した会社を経営するとともに、
倉敷アブレイズというバレーボールチームの運営をする会社の役員をしています。

倉敷アブレイズとは、2019年に発足した倉敷市初のプロスポーツチームで、今年からVリーグへ参戦します。

私は元々スポーツが好きで、スポーツチームの運営をやってみたいなと思っていたら、たまたま商工会議所青年部での
このチームの代表者と知り合い、誘っていただいたことから役員として携わっています。

役員といっても私はバレーボールは全くの素人。最初は練習や試合を見ても全く分からなかったのですが、今では完全に
バレーボール大好きになりました!単に見るだけでも面白かったのですが、せっかくだからと思って本を何冊か読んで少し知識
を入れると見え方が全然変わってきました。ポジションやローテーション、サーブの狙い等など、単純なようでめちゃくちゃ奥の深い
スポーツです。そして、どこのチームのデータを用いて細かい分析を行って戦術を組み立てています。
これだけ頭脳を使うスポーツだとは思ってもみなかったので、本当にびっくりでした。

先日は、岡山のZIPアリーナというところで天皇杯皇后杯予選の試合があったのですが、隣にはシティライトスタジアムがあり
サッカーJ2のファジアーノ岡山の試合が開催されていました。バレーの方は無料にもかかわらず席はまばらな状態、サッカーは
チケット完売で、周辺にはファジアーノのユニフォームを着た人で溢れていました。
いつの日か倉敷アブレイズの試合の日はアブレイズのユニフォームを着た人で溢れるという日が来ると良いなと思ってド素人ながら
もこれからも倉敷アブレイズの運営に携わっていきたいと思っています。

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まだ、ここにない、出会い。

2023-09-23 12:00:00 | 23期生のブログリレー

みなさん、こんにちは。23期生の松田です。

私はこの数年でエアコンの涼しさが苦手となり、真夏でもエアコンをつけずに窓全開で寝ていますが、最近は明け方に涼しくて目を覚ますことが多くなりました。皆様も体調には気をつけください。

今週の上旬、大阪での第二回目の実務補習が終わりました。グループ討議の際に、人事労務分析担当の方と転職活動の話や、転職を検討されているメンバーの方々と転職体験談の共有をすることが多々ありました。転職経験者は50%を超えるというデータがあるようですが、自分の行動範囲の中ではまだ少数派かな、と思い、今回は転職について述べたいと思います。

私は、2016年の夏と、2021年の春に転職しています。約30年前バブル崩壊後の厳しい就職活動を経て就職先を決め、もう二度と就職活動はしないのだろう、と漠然と思っていましたが、さにあらず。この活動が結構身近なものになっています。

私なりにこの要因としては二点あると考えています。

一つ目は、申し込みの簡易化です。最近では地上波のテレビCMでも数多くの求職、転職サイトの宣伝を目にしますが、これら企業のHPにアクセスして、登録すれば、それで就職活動が始まります。私も二回目の活動時、酔った勢いで、「久々に登録しようかな」と思って始めました。スマホで通勤時間にも転職活動ができるという手軽さは、以前は後ろめたさのあった転職活動が身近に感じることに大いに貢献したのでは、と思います。

二つ目は、面接のオンライン化です。コロナ前ではZoomやteamsも今のような知名度を誇っていませんでしたので、一回目の転職時はエージェントや企業との面談も訪問がベースでした。コロナ禍での活動となった二回目では、昼休みや通常の勤務時間にも就職活動ができました。訪問面談の場合は必然と19:00以降の実施が多かったのですが、オンライン化により応募する側のみならず、採用サイドも時間に融通が利きやすくなり、転職が活発になったのではと思います。

この転職活動にあたり個人的に注意している点は二点あります。

一つ目は職務経歴書のまとめ方です。職務経歴書は、自己が今までどのような業務をしてどういう成果を上げたかという経歴を示す資料で、転職サイト等に登録しても、この職務経歴が充実していないとエージェントからも声がかかりません。先ほど登録は簡単とは言いましたが、この経歴書を作成するのは、かなり時間がかかります。現職では採用する立場で面接をすることも数多く体験しましたが、履歴書や経歴書は重要な判断材料であることは改めて痛感しました。

二つ目は年収比較です。年収には賞与も含まれていて、通常の賞与は在籍期間に応じて支払われるので、提示年収の満額が初年度から得られるケースはまずないと思います。また支給日に在籍していないと賞与をもらえない会社も多いので、在籍期間分月割りで退職金支給されるか否かも退職時期の検討には重要な要素と考えます。入社時期での年度内賞与の額を確認の上、前職の退職金も含めてトータルとしての転職初年度の年収比較が必要と思います。

というようなブログを作成していたら、今、テレビのニュースで転職時の名刺情報を転職先に提供したことで、個人情報保護法違反となったというニュースが流れてきました。やはり転職が増えてきている現代だからこそのニュースかと思います。

一般化してきたとしても現職、転職先の会社や従業員を尊重する心が一番重要ですね。

私が今後三回目を経験することになるかはわかりませんが、現在、過去、未来のご縁を大切にしていきたいと思います。

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診断実務にて

2023-09-22 00:00:00 | 23期生のブログリレー

 みなさんこんにちは。
 稼プロ!19期の森です。

 さて、つい先日まで私は某〇〇商会さんの企業診断サービスに参加していました。
 2回目なのですが、無料で参加できますし、とてもありがたいですね。
 実務補習だと診断先の業種は選べませんが、このサービスは自分がやってみたい募集に応募するので、興味ある業種の診断を経験できるのもメリットです。
 逆にデメリットというわけではないですが、なぜか報告書はパワポで、プレゼンを前提とした資料作りになるので、ドキュメントとして見ると何かざっくりとしていて、後で読んで理解してもらうには不十分にならざるを得ないと感じました。
 あと、〇〇商会さんの顧客サービスの一環なので、もっと診断先の特定ニーズに対応した個別の機能戦略を提案するようなイメージを持っていましたが、実務補習と同じようにパート分けして総花的にやることは意外でした。その時のチームによっては違うケースもあるのかもしれませんが。

 そんな中、今回自分は財務戦略を担当しました。
 久しぶりに財務パートを担当して感じたことですが、やはり物価高(とコロナ禍)の影響です。
 基本的に3期分の財務諸表をいただくわけですが、コロナ禍前と現在では、経済状況が随分変わっていて、単純な比較分析がやり難いですね。
 ただ、この状況は「一過性ではない」ということで、これまでのデフレ経済下の経営のやり方とは違った意識を持つ必要があるのではないかと思いました。これだけ他の先進諸国と物価や金利差が拡大している状況では、今後も緩やかに物価は上昇するでしょうし、そうすると今までのコスト削減一辺倒では限界ではないでしょうか。
 まずは価格転嫁を着実に進めること。そのためには、個々の企業でやるべきこととサプライチェーンで協力しなければ進まないことがあります。個々の企業では、できる限りのことはすること。中小企業は人材に乏しく、仕入れにしろ外注にしろ担当者任せの結果ムダや余分なコストがかかっている可能性が結構あるなということを感じます。大企業のようにしっかり調達ルール(仕様の明確化も含む)を作ることで値上げをお願いする顧客の納得性を高める必要があると思います。
 自治体等が価格交渉のためのツールなども提供しているので、勧めてみるのも良いかもしれません。
 それからサプライチェーンを通じた協力関係が欠かせません。国や自治体等も「パートナーシップ」と銘打って機運を高めようとしています。上記の個々の企業の取り組みを上流から下流まで連携して価格転嫁を実現し、賃上げを確保しながらサプライチェーン全体で稼ぐ力を向上させる、という取り組みが今まさに重要だと思います。
 そんな、私は役所の人間なのでそれっぽい提言内容も含めつつ、でも本当に今は物価だけじゃなくエネルギー問題や人口減少など日本経済の大きな転換期なのだろうなと思った診断機会になりました。

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デザイン思考のススメ!

2023-09-21 12:00:00 | 23期生のブログリレー

こんにちは!23期生の前川です。

 

皆様は「デザイン思考」をご存じでしょうか?
学生、または、大企業にお勤めの方の一定数が知っている印象です。
かつてデザイン思考を学びましたので簡単にご紹介させていただきます。

 

デザイン思考を知っていただくメリットは以下の通りです。

①それ自体に有用性がある。
②研修や講義などのコンテンツとして使いやすい。

 

ひと言でいうとデザイン思考とは、問題解決の手法(または思考法)です。

 


 

いきなりですが、事例を紹介します。

アメリカの空港でクレームが多発していました。内容は飛行機を降りた後の荷物待ちの時間が長すぎるということでした。
コンサル会社が提案した改善策は、設備更新とオペレーション改善でそれらを実施した結果、待ち時間を20%程度減らすことに成功したそうです。
しかし、クレームは思いのほか減りませんでした。
同じ問題に対してあるデザイン会社が提案した施策は、コストを掛けずに劇的にクレームを減らしたそうです。
その解決策を創造した手法は「デザイン思考」によるものでした。

どのような解決策だったのかは後述します。

 


 

デザイン思考はチームで実践します。その特徴は顧客(対象)を観察して潜在ニーズを探るというところにあります。

様々な書籍などで具体的な手順が紹介されていますが、厳密な手順よりも大局的な考え方が大切です。

今回はデザイン思考とは問題解決のための思考法だという点を知っていただければと思います。

 

上述の事例の解決策は、

飛行機を降りた後の荷物受け取り場までの経路を長くし、歩いている時間を増やして、
ただその場で待っているだけの時間を短くしたというものだったそうです。

 

どのような感想を持ちましたか?

人によっては「本質は解決されていないじゃないか」という感想を持ちます。

 

デザイン思考で大切にしているのは“ユーザー体験”です。

より詳細に踏み込みたいのですが記事が長くなりすぎるため、詳細はまたの機会に致します。

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