Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

破裂した チューブラータイヤを交換する

2020-08-11 20:14:44 | ピスト
今回チューブラータイヤが破裂したのは保管中です 以前にも保管中に同様な事が有りました
自転車は街乗り用のピストバイクです タイヤを交換してやりましょう





私が街乗りに使っている固定ギアの踏切り自転車です この自転車のタイヤは前後共
今年の4月の末に貼り替えています これはリムセメントが劣化する前に行う作業で
タイヤは古い物を再利用しています






自転車は普段からこの自転車小屋で保管しています
床に置かれた自転車のたたずまいが何か何時もと違う・・
この様にパンクをしていると自転車の姿勢が変わるので
その様な事も感じます






今回のパンクの原因は保管時の破裂です 私はタイヤを最後まで
使い切ってやりたいと思います そうすると劣化の度合いに依って
この様な事が起こります 今回が初めてではありません






タイヤを入れ替える為に車輪を外します 使うのは
15mm レンチです






これは BAHCO バーコの工具ですが 何故か昔から
競輪選手の人達が良く使っています




元々コンビネーションレンチでしたが スパナ側を切り落とし
壁に掛ける様にしています これの材質が驚く程硬く 6mmの
穴を開けるだけで凄く時間が掛かりました






ハブナットを緩めます 正ネジです






前輪はハンドルを持ち上げるだけで車輪が外れます






今回はこのスペアタイヤを使います この様に順次
古い物から使って行きます 他の自転車のスペアを
使う事も有ります






携帯している工具も BAHCO バーコです こちらはスパナを
残しています ペダルに使えます
吊っているスペアは Tufo のタイヤです ロードで使っていた
奴をスペアにしていました




タイヤを外します






外すのはバルブの反対側が良いでしょうね 左右どちらにも
作業を進めて行けます






リムの外周にやや白く見えているのがフンドシです
そこから上手く外れたら良いのですが 無理かな・・




どうもフンドシがリムに残りタイヤだけが外れそうです






少し場所を変えやってみます 白いのがフンドシですが
前回貼り直してから4ヶ月弱、流石に良くリムセメントが効いています




少しフンドシも外れますが それもこの程度です このタイヤも
新しい奴を降ろして相当年数が経っているので仕方が無いですね






結局フンドシをリムに残したまま タイヤを外しました
黒く残っているのがフンドシです、タイヤの接着側は何故か
黒い色をしています






これはコツコツと手で剥がして行きます 少しこの
ラジオペンチにも助けて貰いました






昔のタイヤってもっとフンドシは強くタイヤに接着されていましたが
最近のタイヤは保管している間に剥がれてしまう奴も有ります
使ったラジオペンチ、今の間にリムセメントを拭き取っておきます






整備台の方に来ました タイヤの準備をします






タイヤを解いて、折り癖を取るために空気を入れました






Tufo Jet Pro 19mm巾のタイヤです このフンドシも
あまり良い状態では有りません 街乗り用の自転車なので
これを使います




それ程距離を走っていないのでトレッドはまだ残っています
でも総合的に見て、今回使うのが最後でしょう




リムセメントを用意しました






パナレーサーの速乾です 歯ブラシも使います
歯ブラシはタイヤを貼り替える度に新しい物を使います






フンドシにリムセメントを出し 歯ブラシで塗り拡げます
スペアを吊る時に一度セメントを塗っているので 表面が
しっとりする程度の量で OK です






これはしばらくここに置いておきます






もう一度、表に出て次の用意をします 今回外したタイヤは
街乗り用としてパンクもせずに長く頑張ってくれました
有難うね




さて仕事がし易い様に振れ取り台にセットしました






リムにもセメントを塗って行きます この MAVIC GP4 と言うリムは
少し癖があり それに合わせたセメントの塗り方が必要です






やや多目に出したリムセメントを歯ブラシで リム巾一杯に
塗り拡げます この GP4 の後期型のリムは両サイドの
高い部分にしっかり塗った方が良いです




セメントを塗り終えたのでタイヤの用意をします






空気は少し入っていた方が良いです 




では行きましょう




バルブをリムの穴に指し込み 両サイドへタイヤを充分伸ばしながら
タイヤを下に押し下げて行きます






下へ押し下げる限界まで来たら ホイールを持ち上げ
腹で支え タイヤの最後の部分をリムにはめます






タイヤ全体をリムに馴染ませ 空気を 3キロ程度入れます




チューブラーで大切な工程 タイヤのセンター出しです




リムに対してバルブが真っ直ぐに入っています






トレッドは進行方向に合せ 好ましい方向に入れています




これでタイヤの入れ替えは完了です






ではホイールを自転車に取り付けましょう






今回は何時も自転車に携帯しているスパナを使います
やはり BAHCO です






ホイールのナットを締め付ける前に ホイールのセンターも
チェックしながらやっています






前輪の事故は恐いですから ハブナットはしっかりと締め付けます
と言ってもワッシャーが割れない程度に程ほどに・・




これで今回の作業は完成です これを直すまで数日の間
自転車に乗れなかったのが凄く不便でした 他に普段乗りの
自転車は持っていませんし(笑)





今回のタイヤは随分長く使っていたので経年劣化と言うやつかと思いますが
新しいタイヤでも保管中に不具合が起こる物も有ります 特に競技用の自転車は
乗る前に良く点検した方が良いですね

今回は途中で切らずに長い記事にしてしまいました 最後までお付き合いを有難う
ございました きっとお疲れになったんじゃないでしょうか

コメント (9)
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