先日より古いクロモリフレームの COLNAGO MEXICO コルナゴのメキシコと言う
シリーズのロードレーサーを分解していましたが今回で完了します

Kinoさんならレストアベースになるでしょうと 親切に送られてきたロードレーサー
かなり荒いですよとは聞いていましたが実物を見ると納得の自転車 色々と苦心を
しながらの作業でした

見た目は全ての分解が終わっている様ですが
最後の試練が待っています


逆爪のロードエンドに付いている アジャストボルト
これが見事に錆びています 緩み止めのスプリング
なんて腐食して無くなっています さて外れるのでしょか


ボルトの先端にはネジの調整用の袋ナットが付いています
これは被せて有るだけなんですが 恐々そっと回すと
外れました 良かった


反対側も外れました これだけでも随分救われた
気分になります このネジが折れてエンドの中に
残ったらそれは大変ですから・・・
ネジ部に浸透力の強いオイルをスプレーして
しばらく置いておきましょう


このネジは片方がマイナスの頭になっています
そこへ小さなドライバーを使い そっと、そっと
力を加えました 何とか両方のネジが外れました
二分は息を止めていたんじゃないかな(笑)


ここのネジを折ってしまったら その後取り省くのに
きっと数時間の時間が必要だったでしょう これで
全ての部品を取り外しました

次の予定、工程も未定ですがフレームを洗い
長年の垢を落としてやりましょう


かと言って強い洗剤を使うと塗装がカサカサになって
しまうので 何時もの様にシンプルグリーンを薄く
希釈し優しく洗ってやります
ここからは before after で行きましょう


使用チューブ COLUMBUS コロンバスのシール


COLUMBUS の下には MEXICO と読める水貼りのシール
どちらも随分綺麗になっていますね


ハンガーシェルと CAMPAGNOLO の直付ワイヤーリード チェーンステー裏側の潰しも
美しい 塗装も死んでいると思っていましたが 案外使えるのじゃないの?

今回外した部品達 CAMPAGNOLO や CINELLI など当時の最上グレードの部品達です
使える物はまた整備をしてやりましょう

今回のコルナゴのフレーム サイズがシートとトップが 550mm のパラレル
少し身長の高い方でなければ使えないですね 必要な方が表れるまでしばらく
このまま保管しておきましょう
前回の記事 【 COLNAGO ヘッドパーツを取り外す 】
シリーズのロードレーサーを分解していましたが今回で完了します

Kinoさんならレストアベースになるでしょうと 親切に送られてきたロードレーサー
かなり荒いですよとは聞いていましたが実物を見ると納得の自転車 色々と苦心を
しながらの作業でした

見た目は全ての分解が終わっている様ですが
最後の試練が待っています


逆爪のロードエンドに付いている アジャストボルト
これが見事に錆びています 緩み止めのスプリング
なんて腐食して無くなっています さて外れるのでしょか


ボルトの先端にはネジの調整用の袋ナットが付いています
これは被せて有るだけなんですが 恐々そっと回すと
外れました 良かった


反対側も外れました これだけでも随分救われた
気分になります このネジが折れてエンドの中に
残ったらそれは大変ですから・・・
ネジ部に浸透力の強いオイルをスプレーして
しばらく置いておきましょう


このネジは片方がマイナスの頭になっています
そこへ小さなドライバーを使い そっと、そっと
力を加えました 何とか両方のネジが外れました
二分は息を止めていたんじゃないかな(笑)


ここのネジを折ってしまったら その後取り省くのに
きっと数時間の時間が必要だったでしょう これで
全ての部品を取り外しました

次の予定、工程も未定ですがフレームを洗い
長年の垢を落としてやりましょう


かと言って強い洗剤を使うと塗装がカサカサになって
しまうので 何時もの様にシンプルグリーンを薄く
希釈し優しく洗ってやります
ここからは before after で行きましょう


使用チューブ COLUMBUS コロンバスのシール


COLUMBUS の下には MEXICO と読める水貼りのシール
どちらも随分綺麗になっていますね




ハンガーシェルと CAMPAGNOLO の直付ワイヤーリード チェーンステー裏側の潰しも
美しい 塗装も死んでいると思っていましたが 案外使えるのじゃないの?

今回外した部品達 CAMPAGNOLO や CINELLI など当時の最上グレードの部品達です
使える物はまた整備をしてやりましょう

今回のコルナゴのフレーム サイズがシートとトップが 550mm のパラレル
少し身長の高い方でなければ使えないですね 必要な方が表れるまでしばらく
このまま保管しておきましょう
前回の記事 【 COLNAGO ヘッドパーツを取り外す 】
このアジャストボルトって、どんなときにイジルものなんですか?
ピストの場合ならチェーンの張り具合の調整に使えそうですが変速機付きの車両の場合は・・?
車輪が寄らない様にと言う目的の方に比重が有ると思います
ロードのこの逆爪のアジャストボルトは 車輪のセンターを出す時に使いますが
それをする事に依ってパンクをした時
車輪を再度取り付ける時に手早く出来ると言うのがとても便利で
試合中のホイール交換では絶対に欲しいボルトですね
私はロードエンドのアジャストボルトの意味を、ディレイラーに詳しい方(植原郭氏)に昔尋ねたことがあります。
ご存知ですがレースにおいてコースに合わせたスプロケットを使う際、それに合わせて縦型ディレイラーの角度を決めなくてはならいとのこと。理由は変速性能が落ちてしまうからです。
具体的に言うとオーバーシフトしないとなかなか変速しなくなります。
そのため車軸を前後に動かして、使用スプロケに最適な縦型の角度を現場メカにシャンが決めたのだそうです。
横型ディレイラーの時代になってもロードエンドが使われているのは車輪を外すのが楽だから(ドロップエンドはいちいちディレイラーのパンタを捻らないと車輪は落ちない)なだけなんですと。
微調整のためという人がいますが、よほど芯がずれているフレームでもない限り、優秀な横型ディレイラーを装着していればは一生触ることはないでしょう。
Cレコ時代にクローチェダウネが横型並みの性能を目指して、ロー側にパンタが動くにつれてリンク機構で立ってくるようになっていますしね。カンパ技術者の縦型を貫き通した意地ですね。
それはここで車輪の前後調整をする必要が無い事を表しているのじゃないでしょうか
どちらか言うとテンション機構を持たない パリルーベやカンビオコルサ時代に使っていた
エンド小物の形を引き継いだと考えてもおかしくは無いのじゃないでしょうか
初の縦型 ご神体が出来たのが 1951年 このロードエンドが出来たのが 1950年ですね
このアジャストネジを触る事で 縦型の変速機の取り付け角度が変わりますか?
その角度を決めるのはフレームに取り付けた時のエンドの角度で決まり そこからは不変じゃないのかな
実際全日本と冠の付く大会でも 後ろのギアを交換したからと言って
このアジャストネジを触っている選手やメカニックを見た事は一度も無いですよ
むしろこれが無ければリアホイールの取付けにどれだけの時間を要する事かお解りだと思いますが
このアジャストネジはやはりそれを回避するのが実用上では大きな役割だと思いますね
私のロードレーサーも同じロードエンドが付いていますが、最近のロードはほとんどがストレートドロップアウトエンドになってしまい、逆爪の物は見なくなってしまいましたね。
逆爪のほうが確かに車輪の脱着は迅速に行えるような気がします。特に取り付けるときは、クイックシャフト部分を持ち、両手で後ろに引きつけながら、クイックシャフトを締め付けると、車輪のセンターが一発ででて、固定もできます。そのための、あのような形状なのでないでしょうか?
それから、現在は硬いアルミを使った振れが出にくい完組ホイールが多いですが、昔は、軽い強度のないアルミで作ったリムがほとんどでした。
だから、競技中などにホイールに振れがでたときには、チェーンステーにタイヤがすれて走れなくなることがあったそうです。エンドについたこの小ねじはそのようなときの調整用の役目も果たしていたというのを本で読んだことがあります。
たしかに昔からの慣習で徐々に短くなったというのも同意しますね。たぶんヌーボレコードの最大歯数って25~26Tぐらいですよね。(鉄レコなんてもっと小さいのかな・・・)
ロー19Tなんていうフリーも大昔は普通に使われていたようですね。3~4T程度の差で神経質に動かすかという疑問も湧かないわけでもありません。
なんとなくレーサーには使われて続けてきたという結論が実際の話なんでしょう。
私は輪行で曲がっちゃうのでさっさと外してディレイラーハンガーの留めネジで隙間を埋めてしまってます。
余談ですがトライアル車は荷重が普通ではないので、嵌める切り込みが鉛直や水平ではないので面白いです。
それを使わないとマッドガードにタイヤが当り車輪が外せなかったからじゃないのでしょうか
ロードレーサーもストドロへと以降するのは バックセンターが 400mmなどと短くなると 使わざるをえないですよね
エンドの形状について
>両手で後ろに引きつけながら、クイックシャフトを締め付けると、車輪のセンターが一発ででて、固定もできます。そのための、あのような形状なのでないでしょうか?
この逆爪と言う形は アジャストボルトが無いカンビオコルサの時代から使われていましたから どうなんでしょう
このロングエンドの発表当時の図や品番らしい数字までは目にするのですが
その制作意図までは残念ながらその記述が見つけられません
いずれにしろ 有れば便利、無ければ不便 そんなボルトですね
別にカンパが最初に作った物ではなく
カンパがギザギザの付いたエンドを 1946年に作っていますが
それ以前からすでに他のメーカーが逆爪のエンドを使っています
カンパはそれを鍛造エンドにし頑丈で精度の高い物を作ったと言う事ではないでしょうか
でもこれも色々と書かれた資料から推察しているだけですので
皆さんそれぞれお考え方の違いは有るでしょうね
実際使ってみて 車輪の装着時にアジャストボルトでセンター出しをしておくと
次から同じホイールを使った時には 車輪の脱着が短時間で手際よく行える
これ位しか恩恵を感じません しかしこれはレースシーンに限らずとても大切な事で 素晴らしいボルトだと思います
このアジャストボルトについて
この様な製造意図が有りますよと 製作者のトウリオ・カンパニョーロの記述など 正確な物 あればご紹介をお願いいたします
また、多くの事を学ばせて頂きました。
私も前回のレストアでアジャストボルトの取り外しで苦労したので、
今回の記事を拝見させて頂いてる時もドキドキしましたが、
無事に外れて良かったです!
クリーニング後のフレームも艶が残っていて、
まだまだ、このまま使えそうな感じですね?
【COLNAGO MEXICO】はどんな性質の自転車なのでしょう?
【COLNAGO Master】好きとしては、凄く気になる存在です。
Kinoさんは、【COLNAGO MEXICO】に乗られた事は有りますか?