災害に対しては、小児科医の専門的な視点からは、やはり、災害への備えが最も大切となります。
小児科学会としては、『災害時小児周産期リエゾン』なる組織を構築し、医療支援体制を整備しています。
自助のポイントとして、かかりつけの方々へお伝えすべきことがらは、以下。
●日ごろからのネットワークの構築の大切さ
●食物アレルギーの児➨アレルギー食の備蓄
●在宅医療的ケア児
電源の確保(外部バッテリー、市販蓄電池、電気自動車など)
電源に依存しない方策
避難場所の確認(福祉避難所、病院)
●慢性疾患の児
内服薬のカードを携帯(とくに、てんかんや内分泌疾患など)
病院、主治医との連絡手段の確保
●重要なマニュアル
国立成育医療研究センター災害対策マニュアル➨ https://www.ncchd.go.jp/hospital/about/section/cooperation/shinsai_manual.pdf
日本栄養士会 災害時に乳幼児を守るための栄養ハンドブック➨ https://www.dietitian.or.jp/news/upload/images/38b6b832444fbf45e58316b947b4b30d9a448c29.pdf
小児科医用マニュアル類➨ http://www.jpeds.or.jp/modules/activity/index.php?content_id=202
*参考、第124回日本小児科学会学術集会 教育講演9『日本における災害時の医療支援』 井田孔明氏2021.4.17