「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

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6/28 早稲田まちづくりシンポジウム&メイヤーズ会議 

2009-06-29 10:36:28 | 街づくり

 6/28まちづくりシンポジウムが早稲田大学で開催され、参加してきました。

 まさに、これこそ、自分の探していたものと合致するテーマでした。
 まちづくりの先輩たちがすでに、業績をつんでいらっしゃることがわかりました。

 私の知り合いの方々も、何らかの形で、この研究室やシンポジウムに関係をもつ方々でした。

 今後、これらのネットワークも大切にし、さらに専門的な観点からまちづくりを分析し、提案していきたいと考えます。

 中央区には、「まちづくり協議会」があります。学識経験者を委員に入れるべきところが、入っていません。
 どうか学識経験者をこの関連の先生方から出していただけないものかと懇親会の際の話題のひとつにあげたりもしてみました。

 一番の学びは、「行政と市民の協働」の段階から、テーマが、「市民事業」へとさらに進んでいることでした。
 ひとりひとりが社会起業家となり社会を動かす時代がもうすぐ到来します。到来することを希望します。到来するように私も努力するひとりになります。

 懇親会のお約束では、2-3年後に、日本の市長とイタリアの市長が合同でまちづくり会議を開催しよう!ともりあがっていました。
 ぜひ、実現してほしいものです。

 以下、学んだことです。私だけにしかわからないようなメモになっている箇所は、どうかご了承願います。

****学んだことのメモ(順不同)*****

1.早稲田大学近く学生が運営する「02Cafe」がひとつのメディアとして存在している。

2.三鷹SOHO 
 具体的な具体的な活動をする企業と、場の設置・運営のインフラをもつ行政の間を取り持ち存在している。
 SOHOから、「収入、生きがい、健康」が得られ、個性を尊重する仲間主義の中で、活動する人々がいる。

3.「追浜(おっぱま)こみゅに亭&ワイナリー」
 商店街にワイナリーがある。
 高齢化し、後継者難、顧客減の商店街の活性化に寄与。

4.斉藤博氏まとめ
 ①地域資源(地域資源の発見、ネットワーク、動員)
 ②パートナーシップによって創出、共有された価値
 ③創造的な地域の文脈づくり

5.市民には、「権限のない権力」がある。

6.白井市横山久雅子市長
 市民参加条例、市長の広聴制度、市民活動推進センター、市民団体活動支援補助制度、里山保全・農業保全、
 今後、議会も取り込んだ自治基本条例の制定へ

7.武蔵野市 邑上守正市長
 市民と市長のタウンミーティング 一度で終わらず二度目には、回答集を出す。
 25回開催し2000名以上参加。
 武蔵川公園ドッグラン、境山野緑地、テンミリオンハウス事業、市民実行委員会方式の平和事業、土地の有効活用

8.柳井市 伊原健太郎市長
 週一回の「市民と市長と気楽にトーク」
 市民委員5名で市のホームページリニューアル

9.市民活動は、渦がふくらむようなもの

10.行政依存からやる気のある人の発掘

11.積み上げ型の市民対話

12.拠点をまちに設けること

13.職員の地域参加

14.公共性をいかに担保するか
  デイレクターを選ぶ際、議会の合意の下選ぶ。

*****以下、開催案内の転載*****

早稲田まちづくりシンポジウム2009               
『まちづくり市民事業が拓く世界』
メイヤーズ会議「市民派市長の政策と方法」

※詳細はこちら

2009年6月28日(日)  

開催場所:早稲田大学国際会議場(〒169-0051 東京都新宿区西早稲田1-20-14)

◇プログラム

09:30:主旨説明 佐藤 滋(早稲田大学理工学術院教授)

10:00~12:00:基調講演 
「イタリアの社会的事業と展開」(通訳)
Prof. Paolo CECCARELLI(フェッラーラ大学建築学部教授)
・基調講演を受けての、基調ディスカッション
  佐藤滋、田村和寿(横浜桐蔭大学教授)、
  鈴木進(都市・地域研究所客員研究員、早稲田都市計画フォーラム代表幹事)

13:00ー15:30 分科会

(A)「市民事業のつむぎ方」

 -市民事業における協働の運営体制-

(B)「地域循環まちづくりの現場からのヒント」

 -まちづくり市民事業を動かすこれからの市民・専門家像-

(C)「多様な市民事業の組み合わせによる地域外からの資金獲得と資金循環による環の創出」

 -ファイナンス機能の充実による自立の模索-

16:00ー18:30 メイヤーズ会議「市民派市長の政策と方法」

19:00ー21:00 懇親会

■参加費
資料代:一般3,000円、早稲田都市計画フォーラム会員:2000円、学生:無料
■申込み
参加ご希望の方は、氏名・所属・連絡先、及びフォーラム会員・一般を記載の上e-mailまたはFAXにてご連絡ください。
Email: sympo*toshiforum.arch.waseda.ac.jp (*を@に変えて送信下さい)
事務局:〒169-8555新宿区大久保3-4-1 55N-7-10A 佐藤研究室
(白木、今溝)FAX:03-3205-2897
■懇親会:3000円
■ 主催 早稲田まちづくりシンポジウム2009実行委員会(委員長:佐藤滋)
    早稲田都市計画フォーラム、早稲田大学都市・地域研究所

早稲田大学まちづくりシンポジウムの開催

 1993年から、毎年7月上旬の2日間、早稲田大学国際会議場にて早稲田まちづくりシンポジウムを開催しています。このシンポジウムは今年7月開催のシンポジウムで15回目を迎えており、1995年から併せて開催されている、稲門出身の市長を招いての「早稲田メイヤーズ会議」では地方自治の問題について活発な議論が展開されています。

*****転載終わり*****

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1 コメント

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まちづくりの意義 (josan)
2009-06-29 13:34:05
ご無沙汰しております。

ご存じのとおり、私の地区では、10年ほど前から再開発の検討が進められていますが、その検討過程において、東京大学の都市計画の研究室の先生と学生に対して一部の方が協力を仰いだことがあります。
その当時私は時間的な余裕がなく、話し合いにはほとんど参加できなかったのですが、結果として、その方達の街区は検討区域から外す形となり、逆に私のいる地区の当時から推進派だった方の中には、「卒論の手助けをしたようなもんだ」と吐き捨てる方もいます。

再開発の場合、区は地権者の権利第一という形で話をすすめますし(本音はいざ知らず)、コンサルタントも同じスタンスです。
とすると、そこに入ってくる学識者は人の財産を材料に実験をしたがるようなイメージでとらえられかねません。
このあたりに、「まちづくり」がいつの間にか資産活用に代わってしまう落とし穴があるのかもしれませんんね。
一概に区やコンサルの考えを否定しきれないのは、われわれの側、すなわち市民意識の問題だとは思いますが。

立場上、あまりはっきり言えず申し訳ないです。
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