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でも書きました公法演習でいただいた課題の裁判は、新宿区の大きな問題の開発であったようです。
様々な点で、他山の石とせねばなりません。
違法性の継承という重要な判例も生み出した裁判です。
関連記事を拾ってみました。
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*タヌキの森訴訟:新宿区が上告 /東京
タヌキもすむ新宿区下落合の住宅跡地へのマンション建設に反対する周辺住民が起こした行政訴訟で、区側は27日、区の建築確認を取り消した2審・東京高裁判決(14日)を不服として上告した。マンションは今春完成予定で、区側の対応が注目されていた。周辺住民によると高裁判決以降、工事はストップしているという。
毎日新聞 2009年1月28日 地方版
*2009年1月28日(水) 新宿区議会の総務区民委員会
(1月14日に新宿区が高裁で敗訴し同27日に最高裁へ上告)
議員
今まで、区が高裁で敗訴したことはあるか?
新宿区
最近の記録にはない。
議員
なぜ最高裁へ上告したのか?
新宿区
理由書は50日以内に最高裁へ提出するが、安全認定処分の違法性と、建築確認が違法であるとの判断理由に認定処分の違法性を挙げていることの2点について、最高裁の判断を仰ぐためである。
議員
高裁の判決は明快であり、これに対して区は最高裁で勝つ見込みはあるのか?
新宿区
軽々しくは申し上げられない。あくまで前述した2点について判例がないので、最高裁の判断を仰ぐものである。(多少しどろもどろの答弁となる)
議員
工事の執行停止申し立ては行われたのか?
新宿区
1月26日付で、住民側から裁判所に申し立てが行われた。
文責 「下落合みどりトラスト基金」
*最高裁判決受け業者が新宿区に要請
新宿区下落合で建設中の3階建てマンションについて最高裁が12月、区の建築確認を取り消す判決を言い渡したことを受け、建設会社が区に対し、土地と建物の買い取りを要請したことが分かった。13日の区議会総務区民委員会で区が明らかにした。また、区と同社によると、同社は土地取得費や建設費として26億円かかったと区に説明したという。
同委で木全和人総務課長は、7日に建設会社と面談して買い取りを求められたとし、「多くの区民の納得できる方向性を見極めていかなければならない」と述べた。これについて区幹部の1人は取材に対し、「(26億円は)とてものめない。訴訟も避けられないだろう」との見方を示した。一方、建設会社は「正式に要請したわけではない。26億円は建設に要した費用だけ。撤去費用などは見積もっていない」と話している。
(2010年1月14日 読売新聞)
*周辺写真:http://www.geocities.jp/daigiri90215/20090205.htm
*周辺写真:http://d.hatena.ne.jp/uguisu-jomonjin/20091217
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