長崎市への視察。
“坂のまち”とは、一般的に聞いていたものの、
現地に立って、その坂の多さ、きつさに、驚きをもって実感した。
家が上へ上へと段々になって斜面に建ち並んでいた。
細い坂道が、くねくねと折れ曲がりながらも、
一部は階段、一部はスロープのみとなり、
あるところには、手すりもつけられながら、
家々を繋いでいる。
この坂道、
足腰を丈夫にする半面、
一度、足腰を悪くすると、外出への妨げになる。
高齢者、体の不自由な方、泣かせの坂だと思う。
生活環境の特徴として、
*坂のまち、
*下水道整備難、
*狭い敷地の家では風呂がない
がある。
医療体制の特徴として、
*原爆医療制度、
*個人開業医(人口47万人で、長崎市医師会正会員約500名)や病院が多くある点
がある。
そのような状況の下、
思いのある医師が協力し合い、
在宅医療のための“長崎在宅Dr.ネット”が立ち上げられた。
在宅医療の現況や、上手く機能した背景は、
①コーディネーター
在宅医療を必要とする患者さんが出た場合、在宅医療をする先生と繋げるコーディネーターをする人の存在がある。
②ネット(メーリングリスト)での情報交換
医師同士をメーリングリストで繋いで、情報交換する。ひとりの患者に関係者がミニ・メーリングリストを組んで情報交換する場合もあり。
他の職種、例えば、訪問薬剤師が、『P-ネット』なるメーリングリストを組んで、職種内の情報交換もしている。
③主治医と副主治医
一人の医師では、365日24時間の対応が難しいため、副主治医がつく。副主治医は往診料を算定する。
④在宅医療への特化
開業での一般診療しながらでは、在宅診療に対応できる受け持ち患者数は、10人~12人程度でないだろうか。在宅診療のみに特化する医師も出てきており、その場合は、40~50人の患者に対応することも可能になるであろう。
⑤訪問看護
在宅医療を行うためには、在宅看護の普及も必要。そのような働き方があう看護師もいるであろうが、全体的な看護師不足の中、訪問看護でも人手不足がある。
⑥さらなる展開としての在宅でのがんの緩和医療
がんの緩和医療を在宅で行う事業展開を、『長崎在宅Dr.ネット』の基盤をもとにした、さらなる展開がなされているところであった。
⑦さらなる展開としての大きな病院との患者情報提供を受けるシステムの構築
大きな病院での患者情報提供を受けるシステムの構築が、さらなる展開として、なされているところであった。
⑧長崎在宅Dr.ネット会員同士の親睦
どの会にもいえるが、会がうまく運営されていくためには、会員同士の親睦が欠かせないことである。
このことは、会の目的として四番目に謳われている。
⑨足しげく病院側へ出向くこと
病院から退院し、在宅医療へと移行するためには、在宅医療受け入れ開業医が、病院のカンファなどに足しげく出向き、在宅医療の適応をいっしょに検討する。
足しげく通うことが、⑦⑧の実現にも必要であった。
等等、
さて、『長崎在宅Dr.ネット』を視察であったが、自分にはとても大きな出会いがあった。
今回ご案内や説明をしてくださり、長崎市医師会で理事もされている小森内科医院の小森清和先生との出会い。
医療だけに限らず、長崎のお話、長崎にまつわる政治のお話、ランナーのお話、話題は、様々に広がっていった。
写真は、視察を終え、長崎の街で小森先生とお食事を終えた別れに。
“坂のまち”とは、一般的に聞いていたものの、
現地に立って、その坂の多さ、きつさに、驚きをもって実感した。
家が上へ上へと段々になって斜面に建ち並んでいた。
細い坂道が、くねくねと折れ曲がりながらも、
一部は階段、一部はスロープのみとなり、
あるところには、手すりもつけられながら、
家々を繋いでいる。
この坂道、
足腰を丈夫にする半面、
一度、足腰を悪くすると、外出への妨げになる。
高齢者、体の不自由な方、泣かせの坂だと思う。
生活環境の特徴として、
*坂のまち、
*下水道整備難、
*狭い敷地の家では風呂がない
がある。
医療体制の特徴として、
*原爆医療制度、
*個人開業医(人口47万人で、長崎市医師会正会員約500名)や病院が多くある点
がある。
そのような状況の下、
思いのある医師が協力し合い、
在宅医療のための“長崎在宅Dr.ネット”が立ち上げられた。
在宅医療の現況や、上手く機能した背景は、
①コーディネーター
在宅医療を必要とする患者さんが出た場合、在宅医療をする先生と繋げるコーディネーターをする人の存在がある。
②ネット(メーリングリスト)での情報交換
医師同士をメーリングリストで繋いで、情報交換する。ひとりの患者に関係者がミニ・メーリングリストを組んで情報交換する場合もあり。
他の職種、例えば、訪問薬剤師が、『P-ネット』なるメーリングリストを組んで、職種内の情報交換もしている。
③主治医と副主治医
一人の医師では、365日24時間の対応が難しいため、副主治医がつく。副主治医は往診料を算定する。
④在宅医療への特化
開業での一般診療しながらでは、在宅診療に対応できる受け持ち患者数は、10人~12人程度でないだろうか。在宅診療のみに特化する医師も出てきており、その場合は、40~50人の患者に対応することも可能になるであろう。
⑤訪問看護
在宅医療を行うためには、在宅看護の普及も必要。そのような働き方があう看護師もいるであろうが、全体的な看護師不足の中、訪問看護でも人手不足がある。
⑥さらなる展開としての在宅でのがんの緩和医療
がんの緩和医療を在宅で行う事業展開を、『長崎在宅Dr.ネット』の基盤をもとにした、さらなる展開がなされているところであった。
⑦さらなる展開としての大きな病院との患者情報提供を受けるシステムの構築
大きな病院での患者情報提供を受けるシステムの構築が、さらなる展開として、なされているところであった。
⑧長崎在宅Dr.ネット会員同士の親睦
どの会にもいえるが、会がうまく運営されていくためには、会員同士の親睦が欠かせないことである。
このことは、会の目的として四番目に謳われている。
⑨足しげく病院側へ出向くこと
病院から退院し、在宅医療へと移行するためには、在宅医療受け入れ開業医が、病院のカンファなどに足しげく出向き、在宅医療の適応をいっしょに検討する。
足しげく通うことが、⑦⑧の実現にも必要であった。
等等、
さて、『長崎在宅Dr.ネット』を視察であったが、自分にはとても大きな出会いがあった。
今回ご案内や説明をしてくださり、長崎市医師会で理事もされている小森内科医院の小森清和先生との出会い。
医療だけに限らず、長崎のお話、長崎にまつわる政治のお話、ランナーのお話、話題は、様々に広がっていった。
写真は、視察を終え、長崎の街で小森先生とお食事を終えた別れに。
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