岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

岡山短大山口雪子さん、9月12日の控訴審についての通信です。

2017-09-10 09:00:55 | 岡山短大山口雪子准教授支援

【がんばれ ゆっこ通信】は岡山短大の教壇復帰へのたたかいを伝える通信です。

転載させていただきます。

一審は、原告である山口雪子さんが勝訴しました。あろうことか大学側が上告しました。

その控訴審について、また最近の動きについて山口雪子さん自身が書かれています。ぜひご一読ください。以下、転載です。

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【がんばれ ゆっこ通信】を受け取られている皆様、賛同者・支援者の皆様方へいつもお力添えいただき、誠にありがとうございます。山口雪子です。

このたびは9月12日控訴審初回期日の件で、皆様に多大なるご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申しあげます。初回期日ということで傍聴くださる皆様とともに入廷できると信じておりましたが、進行協議と呼ばれる非公開の審議とのことで傍聴いただけないことが間際になってわかりました。傍聴を予定くださった皆様、傍聴呼びかけに尽力くださった方々には本当に申し訳なく、どうお詫びすれば良いか…謝っても謝りきれない気持ちでいっぱいです。ごめんなさい。傍聴くださる皆様とともに出廷するという心づもりでおりました私には、非公開審議で少々心細くなっています。ただ閉廷後の報告会は、きらめきプラザ2階会議室にて予定通り16時頃から行われるとのお話ですので、一緒に入廷はできずとも皆様のお力添えをしっかり心に刻み、閉廷後の報告会で出席くださる皆様に無事に初回期日報告ができるよう頑張って来ようと想います。傍聴していただけず申し訳ありませんが、可能でしたら報告会にご出席賜れれば大変心強く有難いです。どうぞよろしくお願い申しあげます。

また9月12日に先立ち、9月4日には文部科学省に昨年5月30日以降に届いた署名5,567筆を提出して参りました。署名をお渡しし、担当の方との30分程度の要請・協議予定が45分、その後の30分記者会見も1時間を超すものとなり、関心を持って丁寧に対応くださったことが感じられ、とても有難く嬉しかったです。係争中の事案のため具体的なお答はいただけませんでしたが、文部科学省の姿勢として「インクルーシブ教育の推進、差別は決して許さない」とのお言葉をいただき、心強く感じました。記者会見の様子はその日の夕方や翌朝のテレビニュース・新聞記事として取り上げていただき、多くの方から「ニュースを観た、記事を読んだ」と励ましのメッセージを頂戴いたしました。

教壇復帰という個人的な問題ではあるものの、障害を理由に排除するという、将来に向けた共生社会の確立・インクルーシブ教育の推進を妨げる見過ごせない問題として、多くの皆様に関心を持っていただけ本当に有難く幸甚に感じています。控訴審を前に、このような文部科学省への要請、記者会見ができましたのも、ひとえに署名くださった皆様、署名協力の呼びかけに尽力くださった方々、さらにはカンパで支援くださった方々と様々な形でご支援・お力添えくださっている皆様の存在あってこそ、です。ありがとうございます。

 9月4日は「障害による差別を止めてください」とのメッセージをバックに記者会見に臨みました。「止めて」は「やめて」とも「とめて」とも読めます。差別・いじめをしているかもしれない人、その周りにいる人々…全ての人に届けたいメッセージです。

未熟な私ではありますが、皆様からいただいた励まし・お力添えをしっかりと受けとめ、心に刻み、誰もが自分らしく活躍できる共生社会、そのためのインクルーシブ教育の実現を目指して、これからもへこたれずに踏ん張り頑張って参ります。

今後ともどうぞよろしくお願い申しあげます。ありがとうございます。

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 転載終わります。
 
冒頭の画像は香川県・豊島の檀山からのながめです。左側にある小島は、男木島、女木島。中央奥が四国五色台。右手奥におむすびのカタチに見える大槌島が映っています。

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