日本映画にも韓国映画にも疎いのですが、
現在、韓国映画にはまっています。
『少女は悪魔を待ちわびて』という怖い映画を観ました。
ヒロインの少女がとっても名演でした。
顔に見覚えがあると思いキャストを見てみると、
シム・ウンギョンさんでした。
『新聞記者』で日本アカデミー賞主演女優賞受賞しましたね。
でも、彼女の演技の良さがあまり分かりませんでした。
もちろん、私の目が節穴ですから。
ところが、『少女は悪魔を待ちわびて』を観てから、他の出演映画を探し『怪しい彼女』にたどり着きました。
(ストーリーは最後にWIKIからの引用をしています)
この映画のシム・ウンギョンさんが素晴らしい演技なのです。
映画も大ヒットしました。
製作費 35億ウォン
興行収入 626億ウォン
なかなかない数字です。
日本円で3億円余りの製作費で55億円程度の収入があったのですから。
他国の映画関係者も「柳の下のどじょう」を狙います。
中国、ベトナム、日本とリメイクされました。
実は私も日本版を観ていたことを思い出しました。
ほとんど忘れかけていました。
やはり韓国映画が一枚上手ですね。
ストーリーの中でシム・ウンギョンさんがボーカルを務めるロックバンドの名前が、半地下バンドという名です。
半地下といえば映画『パラサイト』のテーマでもあります。
下流の人が住む住居ですね。
他の韓国映画でも半地下はよく出てきます。
階級社会の象徴なのでしょう。
この映画を観ていると、韓国の映画界のレベルの高さがよくわかります。
韓国は国内市場が小さく海外進出をすることが欠かせないために、世界で評価される必要があるのでしょう。
逆に国内市場が大きな日本はどうしても世界の潮流から遅れることになります。
映画一つ見てもそれを感じます。
以下にストーリーを引用します。
70歳のオ・マルスン(ナ・ムニ)は頑固で世話焼きなお婆さん。マルスンの元奉公人で男やもめのパク氏(パク・イナン)と共にカフェで働くマルスンは、女手一つで育て上げた一人息子の大学教授ヒョンチョル(ソン・ドンイル)、姑恐怖症の嫁エジャ(ファン・ジョンミン)、就職活動そっちのけで音楽に没頭する売れないバンドマンの孫息子ジハ(ジニョン)、就職浪人中にもかかわらず呑気な孫娘ハナ(キム・スルギ)に囲まれ、騒がしい毎日を送っていた。
ある夜、マルスンはふと目に止まった写真館に入り、記念写真を撮影する。店を出たマルスンは、自分が20歳の頃の姿に戻っていることを知って驚愕。写真館に飾ってあったオードリー・ヘプバーンの名前をもじって「オ・ドゥリ」(シム・ウンギョン)と名乗ることにしたマルスンは、若返った姿に戸惑いつつもなんとか生きる術を得ていく。
歌が得意なドゥリは、勤めていたカフェのステージで歌を披露する。その歌声に心を打たれたジハは、自分がリーダーを務める「半地下バンド」で歌ってくれないかとドゥリに頼む。孫の頼みに絆されたドゥリは渋々承諾し、バンドのメインボーカルとして音楽活動を始める。カフェに居合わせたTV局プロデューサーのハン・スンウ(イ・ジヌク)もまたドゥリの歌声に才能を感じ、自らがプロデューサーを務める音楽番組のオーディションにやってきた半地下バンドに、番組出演を提案する。
半地下バンドの音楽番組初出演は大盛況に終わり、ドゥリとスンウの距離も次第に縮まっていく。長らく忘れていた恋の始まりに胸を高鳴らせるドゥリ。その夏、プールで軽傷を負ったドゥリは、出血した部分が70歳の肌に戻っていることに気付く。事情を知るパク氏はドゥリに「戻りたいのか?」と尋ねるが、ドゥリは答えることができない。
半地下バンド史上最も大規模なステージを控えた日、会場に向かう途中だったジハが交通事故に遭う。ジハは輸血が必要なほど切迫した容態になるが、家族の中でジハと血液型が一致するのは祖母のマルスンだけだった。病院に駆けつけたドゥリは、輸血をすれば年老いた姿に戻ることを知りつつも、孫のために名乗り出るのだった。
お読みいただきありがとうございました