北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

高校の同期会で得たモノ

2012-08-04 23:45:10 | Weblog
 東京の出張を終えて、今日は旭川へ。高校の同窓会に出席をするのです。

 今日の旭川では、市内中心部の歓楽街で大雪三六夏祭りなどが催されていてとても賑やか。

 夜にはあんどん風の明かりのついた山車も練り歩いてとても綺麗です。祭は賑やかなのがよいですね。


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 わが期の卒業生は、45人×10クラス=450人いたのですが、今日の出席者は約50人と一割強に留まりました。

 地元で歯医者をしている友が、「今日司会をする歯科医の○○です」と定番のネタで場を盛り上げます。

 遠くは山口県、近くは市内からの出席で、仲の良かった友人はもちろんですが、卒業後35年の今日初めて「初めまして」と挨拶をするようなこともあります。

 一時は同じ校舎で学んだ友だったのに、高校の三年間では会えていない友は多いもの。

 それでもたった3年間の中であった日々の出来事を思い出しながら笑いあうことで、記憶がどんどん蘇ってきます。

 やはり流れる時間は物理的には同じでも、青春時代の時の流れはまた格別な意味をもっているようです。


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 我が高校は、一応地域での一番校だったので優秀な生徒が多かったのか、一クラス45人の中で16人も医師・歯科医師のいるクラスもあったのだそう。

 それでも最近の歯科医は経営が年々苦しくなっているようで、大変だという話を聞きます。

「新規開業の歯科医は7割近くが一年のうちに倒産するんだそうだよ。それも月々は決して赤字じゃないのに黒字倒産してしまうんだ」
「そんな中で君のところはもう十年以上も安定して続いているじゃないか。ポイントはどう言うところにあるの?」

「僕は割と若い頃から、どうやったらより良い技術を安価に提供出来るかという思いでやってきた。そのために週末はほとんど研修会へ参加したり勉強したりしていて、相当お金もかけてきたけれど、結果的にはそれが差別化に繋がったんだと思うよ」
「差別化がカギということかい」

「一つはそれだが、もう一つは『儲けすぎない事』じゃないかと思っている」
「儲けすぎないというのはどういう意味で?」

「同じ保険診療でも少しでも良い材料を使って、ちゃんとスキルを身につけたスタッフがケアするので、そこにちゃんと費用を掛けているということだね。その辺をうまくやると多少は利益も上がるんだけど、それをしないことが信頼や口コミを呼ぶんだと思うよ」


 誠実な仕事こそが人の評価を受けるということを友がしっかりと取り組んでいることを嬉しく思いました。

 こういう刺激もまた友との出会いのおかげです。


 【シールで作った名札】
  

  
コメント (1)
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