北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

大きくたたけば大きく響く

2012-08-06 23:45:32 | Weblog
 東京のある団体の幹部の方が市役所を表敬訪問してくれました。

 開口一番出た言葉は、「いやあ、釧路って本当に涼しいですね」の一言。

「今日は21℃ですから昨日の18d℃より暖かいですよ(笑)」
「これは避暑に良いですね、次は少し長逗留したいです」

「是非どうぞ。釧路は涼しい夏の長期滞在で売出し中なんです」


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 釧路の涼しい気候は、温度差をグラフで表したり、文字で「本当に涼しいんです」などと書いたところで正しく伝わるものではありません。

 今日のお客様のように実際に釧路を訪ねてくれて実感してくれたり、釧路に住んだことがある人の感覚でしか伝わらないもので、そういう意味では口コミこそが最大の武器と言えるでしょう。

 釧路が涼しいことを知って、釧路の涼しさを好ましいと思う人を地道に開拓してゆくべきです。



 それにつけても、そうやって釧路を訪れてくれる人のどれだけが本当の釧路の魅力を知ってくれているのかは極めて心もとない気がします。

 カヌーでも登山でも、バードウォッチングでも釣りでも、自分自身に自然をもう少し楽しむスキルを身につけさえすれば、より素晴らしい魅力を味わうことができるのがこの釧路であり道東です。

 「道東って素晴らしい!」と本気で言える人は、それだけ自分自身の力量が高いのだと思います。


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 かつて勝海舟の口添えで西郷隆盛に会った坂本竜馬は、西郷を評して、「大きく打てば大きく響き、小さく打てば小さく響く梵鐘のようだ」と言ったと伝えられます。

 まさに道東の魅力は、小さい自分が見れば小さくしか見えず、大きな自分が見れば大きく見えることでしょう。

 どうぞ大きな自分になって、この道東の天井知らずにして底なしの魅力をとことんまで味わい尽くしてください。


 自分の枠を広げましょう。今生の命はそのためにあるのではありませんか。 
 


コメント
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