陽射しはあるのに冷たい風が強くて寒い一日。
誰にも会わないようにして、近くの河川敷へ行ってダブルハンド(釣り竿を両手で扱う釣り方)のキャス連(=キャストの練習)へ。
河川敷の園路には散歩やジョギングを楽しむ人が結構多く、一見のどかな風景が広がっています。
車を駐車場に止めてロッドの用意をして河原へと降りて行きますが、風速5m以上の強い向かい風が吹いていてなかなか練習には厳しい条件です。
先週教えてもらったことを一つずつ思い出しながら、自分なりに(ああでもない、こうでもない)と工夫を重ねながらキャスト、キャストまたキャスト。
朝の9時半から始めて気が付いたらお昼を過ぎていて、なんと2時間半以上に亘って無心にロッドを振っておりました。
今日はキャストを重ねるうちに自分なりに気が付いたことも多く、少しずつ飛ぶ距離が伸びてきました。
小さなことでもちょっとした気づきを自分のものにする課程が練習です。
良い先達、良い師匠がいるとありがたいのですが。
◆
体術というものは結局自分の体でしか覚えられません。
脳で覚える「知識」とは違います。
先週キャストを教えてくれた先輩釣り師は何度もプロのレッスンを受けていてこんなことを言っています。
「僕が習った方はビデオもたくさん出している一流のプロなんだけどそれくらいの人でも1時間2千円とか、2時間3千円とかとても安くやってくれているんです」
「へえ、お安いですね」
「安いでしょ? そりゃ北海道にも釣りが上手な人はたくさんいます。でも実際に言ったことをやってみせてくれて、体の動きを言葉にして伝え、相手の動きを矯正するという高度な技を持った人はなかなかいないですね」
「なるほど」
「やっぱりビデオを見て見様見まねでやるよりも、見てもらってダメを指摘され矯正されると上達は早いと思うんですよ。そういうニーズって絶対あると思いますし、そういうプロにちゃんとした料金を払う世界があるべきだ、と思いますよ」
良い先達、良い師匠を見つけましょう。
誰にも会うことなく、三密を避けた野遊びでストレス解消と免疫力アップです。