そろそろ歯の治療も終盤の歯科医さんでのこと。
受付に向かうと一枚のアンケートをお願いされました。
内容を見るとコロナウィルスに関する内容で、「今日の体温は?」、「3週間以内に首都圏に行きましたか?」「3週間以内に海外へ行きましたか?」、「3週間以内に首都圏に行った人と会いましたか?」などなど。
「こんなアンケートを今まで取っていましたか?」と訊くと、「今まではしていないんですが、歯科医はコロナウィルスの感染率がとても高いという報道がニューヨークタイムスでもあって、記録を取っておくことにしたんです」とのこと。
もしもウィルスに感染した患者がいたら、まさに歯科医は間近に口の中をのぞいて触るわけですから最も危険な職業です。
「患者さんから私たち歯科医が移されたりしたら、次の瞬間新しい患者さんに移してしまう恐れがあるわけですから」
人に接しなくてはならない職業はとにかく恐ろしい。
しかしそれを恐れて休んでしまうわけには行かない。
首都圏など緊急事態宣言をしたところでは、やれるのに「閉店を要請される」という厳しい状況に突入しました。
さて、そういうところをどうやって助けてあげられるのか。
助けようとする側もぎりぎりの判断が求められるというは大変です。
苦境を乗り切る工夫を考えて協力し合いたいものです。