東京オリンピック2020が終わりました。
閉会式もなんとなく"ながら視聴"をしていて、最終日の今日は、大物競技はもうないかな、と思っていましたが、ケイリンや女子バスケットなどを見始めたら結構見入ってしまいました。
一たびその競技を観戦するとつい出場日本選手の応援をしてしまいますね。
開催期間を通じて、普段はめったに見ない競技も多かったのですが、これをきっかけに王道のスポーツだけでなくマイナーながら多様なスポーツに興味を持つ人たちが増えて、人々のスポーツを通じた人生が充実することを願います。
開催の是非、式典のあり方、運営の巧拙、コロナ対策など、探せばいくらでも拾えるネガティブなことをあげつらう論調がある一方で、同じことを評価するアスリートたちの声も聞かれます。
要はポジティブとネガティブのどちらの話題を拾うか、と言う、語り手が寄り添う気持ち次第です。
私としては、このコロナ禍のなかで一年延期と言う史上初めての事態のなかで、よくやり遂げたと私は思います。
アスリートたちへのインタビューの中でも、家族やコーチ、そしてスタッフたちへの感謝とともに、そもそも開催してくれたことへの感謝が述べられたことが、オリンピックという国際イベント開催の意義でありましょう。
閉会式も、突っ込もうと思えば突っ込みどころは満載のような気がしますが、式の最後で紹介されたパリの姿を見て、3年後のパリオリンピックへの期待が高まりました。
そのときにはコロナが治まって、日本からもパリへのオリンピック観光熱が沸き起こるような大会になって欲しいものです。
大会中の報道で、外国人の方が、日本人スタッフが行き交うアスリートや関係者に「お疲れさまでした」と声をかけているのを見て、「そういう発想や言葉が自分の国にはない」と驚き感心している記事を読みました。
そのような文化の違いが分かって面白がるのもアスリートの戦いだけではない文化交流の良き側面ではないでしょうか。
まずは全てのオリンピック関係者の皆さんと、遠くから参加して厳しい滞在環境の中精いっぱいのパフォーマンスを見せてくれたアスリートの皆さんに心からの敬意と感謝を表したいと思います。
ありがとう、そしてお疲れさまでした。