北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

営業トークは、面白情報を惜しみなく与えよう

2021-08-30 23:12:26 | Weblog

 

 今日から二泊三日で網走~帯広方面への出張で、今夜は網走泊まり。

 網走の夜も、緊急事態宣言によって営業は夜8時までのお店が多く、お酒も「提供は7時まで」の張り紙に、なんだか飲む気力も失せてしまいます。

 現地の情報収集と同時に挨拶回りをするのが主な目的なのですが、コロナ対応もあって、在宅勤務のために職場には不在の方も多く、挨拶回りも難しい日々が続きます。

 タイミングもあるのですが、車を走らせながら(ちょっと立ち寄ろうか、どうしようか)と迷うことがあります。 

 振り返って分かっていることは、そんなときはとにかく立ち寄ってみるのが正解。

 挨拶回りの訪問先は、会うのが初めてで警戒されたとしても、2回目、3回目と訪問の回を重ねるごとに親しみが増してきます。

 ほんの一瞬であったとしても、立ち寄ったというその記憶は相手にとってもボディブローのように印象が積み重なってゆくのです。
  
 そして訪問のお土産を渡しますが、一番喜ばれるのは記念品や販売促進用などのモノではなく、なによりも『情報が一番』。

 現地にへばりついている人たちには、営業で走り回った他の地域で驚いたことや感心したこと、参考になったことなどを教えてあげるのが一番のお土産です。


 最近はお土産話として、リモート会議の進め方で感心したこと、を伝えると喜ばれます。

 それは、リモート会議では、参加者に発言させるよりもチャットの機能を使って、思うところを打ちこませることで参加のハードルを下げると良い、というものです。

 私がある研修会を見学していたときに、その講師はリモートで講義をしているにもかかわらず、誰もが答えられそうな単純な質問をして、受講者からはチャットで回答することを求めていました。

 なるほど、何人もが同席しているところで手を挙げて堂々と意見を言うのはかなり勇気が必要で、それを平気で行える人はそう多くありません。

 そのため会議はいつもシーンとして、講師や発表者の声だけが響いておしまい、ということがよくあります。

 ところがそれを、声を出さずに意見を伝えられるチャットと言う機能をうまく使うことで、列席している人たちに参加を促す効果があるというわけです。

 かつては会議を聴いているだけの人のことをROMと言いました。"Read Only Members"の頭文字を取ったもので、旨いことを言うものです。

 そんなぱっとしない会議をより積極的な意見交換や、たくさんの質問と回答が出るような熱のこもった会議にするためにも、リモート会議ソフトを上手に使うという工夫があるのではないか、という話題です。

 これは、リモートでの会議が多くなった昨今ではグッドタイミングの情報と言えるでしょう。

 
 このように、ちょっと興味を引くような面白い情報をポンポンと提供して短時間で辞去する、そういう訪問を繰り返していると、次からは(今度はどんな情報を聞かせてくれるだろう)と、嫌な客ではなく楽しみな客になることができるでしょう。

 情報は、「10提供して1もらえる」くらいなものではないかと思っています。

 たくさんの面白情報を頭の引き出しに入れて、営業トークを実り豊かなものにしましょう。

 さて、明日も走ります。

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