わが社では毎週月曜日の朝会の時に、その日の当番が何かしらのスピーチをすることになっています。
話題は何でもよくて、時間に制限もないのですが、まあ大勢の前で話をして度胸をつける練習のようなもの。
ちょっと内気な女性社員であれば日常の話題を二言三言話しておしまい、ということもありますが、男性社員であればそれなりの話を聞かせてくれる人もいます。
まあテーマ的には、「趣味」「健康」「テレビ」「グルメ」が四大中心的話題かな、という感じです。
今日は男性社員のスピーチでしたが、テーマは「腰が悪い」というもの。
若いころ、腰が痛くなってマッサージを受けたのですが、その後に足にしびれが出るようになり、たまらず病院で診てもらったところ「脊柱管狭窄症」という診断だったのこと。
完治を目指すならば入院の上手術するという選択肢がありますが、その人は、それを避けて運動をすることでなんとかごまかしてきたのだそう。
そんな話題の中で、「ラジオ体操もバカにできません。あれもまじめにやれば結構よい運動になります。そうだ、ラジオ体操には第一、第二、とありますが第三もあるのを知っていますか?」という話になりました。
「誰か、ラジオ体操に第三があることを知っている人はいますか?」とフロアに声をかけたところ、運動が大得意のかわいい女子社員が一人だけ「知ってます」と手を上げました。
「第三の動きができるの?」「いいえ、あるということだけ知ってました」
私などはラジオ体操に第三があるなんて全く知らなかったのですが、調べてみると、昭和の初期に始まって戦争で終了し、二代目の第三が1946年から47年まで放送されていたようですが、"複雑な動きゆえにラジオで説明できずに廃止された"という説明がありました。
ところがそれを2013年に龍谷大学の先生があるところの毛工づくり事業のために復刻したのだとか。
物珍しさが意外性になって興味づけられたら、という期待があったそうですが、今はどうなっているでしょうか?
最近はネットでの動画ネタが豊富なので、検索すれば出てくるようです。
ただ、朝の忙しい時に、第一、第二の体操の後に第三をやっているだけの時間的余裕があるでしょうか。
動画を見ているとジャンプや腕を振り回す動作が多くて、お年寄りにも大変そうです(笑)。
それにしても戦後すぐの時期のラジオ体操って、70年以上前のできごとです。
復刻にしても、現代人にはフィットしないような気が…(笑)。