こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

映画「夏への扉」

2021-07-01 19:48:31 | 映画
先日観てきた映画の原作よりも、こちらの方がSFとしてはメジャーな「夏への扉」

映画も観てきました。
TVCMでは恋愛要素の面が強く押し出されていたので、こわごわ観に行ったのですが、爽やかなタイムトラベルSFになっていたので、ホッとしました。

アンドロイドの「ピート」が映画オリジナルでしたが、「本当に生身でやっているの?」と感じる(演技の)完成度の高さでしたし、その毒舌(一瞬)も面白く、とても楽しめました。

欲を言えば、グッズの文庫ブックカバーが一般的なサイズだったので、ハヤカワ文庫サイズであって欲しかったです。
だって原作を買った方が、がっかりするんじゃないかと思うのですよ。入らないから。

まあ特化したらしたで、普通のサイズが合わず苦情が来るかもしれませんので、仕方ないのかな?

という事で、映画自体は満足のいく内容でした。
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映画「Arc」

2021-06-29 19:49:30 | 映画
原作が、ケン・リュウの『円弧』であるこの作品。

『夏への扉』とどちらを観ようか迷ったのですが、上映館が少ないこちらを選びました。

不老不死が描かれていますが、どちらかと言えば地味で、物語も淡々としている方なので、人によっては物足りないかもしれません。
そして、高額な負担ができる富裕層しか不老不死の恩恵を受けられないという現実的な面を嫌う方もいらっしゃるかもしれません。
でも、だからこそ、近未来にあり得そうなリアルさで迫ってきます。

また、初めはエマ、そしてそれを引き継いだリナが行うプラスティネーションのポージングのために行う動きが舞に似て、あまりに美しく、彼女たちと死体をつなぐ糸は撮影現場ではつながっていず画像処理なのではないか、と思えるほど見事に連動した舞になっていました。

さらに後半にモノクロになるところで、派手さがないからこそ内面に焦点が当てられているように感じられ、ドラマティックな部分もありつつ、落ち着いた雰囲気が醸し出されているように思えました。

私は、いいと思いました。
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映画『HOKUSAI』

2021-06-05 19:44:03 | 映画
謎の多い葛飾北斎の人生を、歴史的資料を集めて繋ぎ合わせ、物語を作ったというこの作品。

自由どころか、普通に生きるのにもあまりにも息苦しい江戸ですが「こういう時代もあったんだね」じゃなく、今でさえ、一歩間違うとこういう世界になりかねない綱渡りの状況だと、突きつけられているように感じられました。
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映画『ブックセラーズ』in小倉北区昭和館

2021-05-08 20:50:21 | 映画
タイトルを聴いて、KBCシネマでは放映されると伺い、観たいなあと思っていたドキュメンタリーです。

それが、いつも伺っている書店の表に、昭和館で上映と紹介されていたら、行かないわけにいかないじゃないですか。
そんなわけで、公開当日の今日、観に行ってきました。

まあ、要は、様々なジャンルの古本や希少本、執筆原稿などを収集しつつ販売している方々の話なわけで、一種、コレクターと言いますか、仲介業者ですかね?

本好きとしては、自分自身の愛する本や、作家さんの原稿でもあれば、欲しくなるのも仕方ないとも思います。
だから、そういうものが埋もれていたら探し出したり発見したりしてくださるのは、とても大事なことだと思います。

ただねえ。並んでいる革表紙の本たちを眺めていると「これって、飾られているだけ?読まないの?」と、本来の本の存在価値からずれている気もしますし、何より、高額な絵画をコレクションして死蔵しているのと同じように思えて、観ていて不快な気分になってきました。

確かに、今のように本の全てが電子書籍になってしまうと、万が一、全ての電子機器がダウンして壊れ切ってしまえば、取り戻しがきかないわけで、それを大切に保存して下さるのは、重要なんです。

でも、どこか釈然としない気持ちになってしまうのは、本好きとしてはアリだと思うのですが、間違っていますかねえ?
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映画『前田建設ファンタジー営業部』2/3鑑賞

2020-02-04 20:16:06 | 映画
昨日、映画『前田建設ファンタジー営業部』を観てきました。

10年ほど前のあの本が、どのように映画になったのかと楽しみ半分、心配半分でした。
ちょっぴり、営業部のスタッフの必要以上の熱さに「いや、それは無かったんじゃないかなー?」と感じたりはしましたが、最初のうちのいまいち入り切れない戸惑いは、本当だったんじゃないかと思います。

熱いというより、むしろ、面白がる方がオタクじゃないかと感じるのですが、どうでしょう?
まあ、大体において、面白かったと思います。
結末の少し前の、夢落ちっぽいのはどうかと思いますが、遊び心かな?
続編を創る気、満々なのかも?と思える遊びもありましたが、2を飛び越しますか?

観ていない方々には、意味不明な事も書いていますが、アホな事をやるのを面白がれる方々には、お薦めの映画です。
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