芦辺拓さんの『裁判員法廷』を読みました。
裁判員法廷
価格:¥ 1,575(税込)
発売日:2008-02
二〇〇九年施行の裁判員制度を取り上げた小説集です。
弁護士が森江春策氏なだけあって、とても理想的な裁判結果になっています。
でも現実は、なかなかこの物語のようにはいかないでしょうね。
長く続くには、かなりの試行錯誤が必要なのではないでしょうか?
私自身もし裁判員に選ばれたら、できるだけ真摯に公平に物事を見て判断を下したいとは思っていますが、
それがどれほど難しいことか。何事にも惑わされずに事実だけを見極めて真相にたどりつけるか、
あまり自信がありません。
この新しい制度が、よりよい結果をもたらすことを祈ってやみません。