こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

狂乱廿四孝

2010-02-24 00:00:00 | 未分類
北森鴻さん『狂乱廿四孝』を読みました。

江戸から明治に移行したばかりの時代。
歌舞伎の守田座の周辺で起きた連続殺人事件。

実在の脱疽による両手両足切断の名優・澤村田之助を中心に実在した人物を配したミステリ。

守田座の座付き作者の河竹新七の押しかけ弟子、お峯が持ち前の好奇心で推理する、この事件の真相は?

守田座を盛り立てて行こうという思いは皆同じなのに、少し歯車が狂ったばかりに、
こんな悲しい結末を迎えてしまいました。
そして、本当の名探偵は、最後に目立たぬように登場するところが奥ゆかしいですね。

コメント
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