七人の探偵のための事件

芦辺拓さんの『七人の探偵のための事件』を読みました。

次萩市名鳴地区、山間の小都会、と呼ぶのもおこがましいような小さな県境の町で起きた、
いくつかの殺人事件。
あまりにも田舎のためか、県警は事件として取り上げず、事故として始末してしまった。

それに立ち向かうため、町の青年団が、腕利きの名探偵を雇う事にした。
応じたのは、森江春策を始め本物の七人の名探偵たち。
ドミノ倒しのようなややこしい殺人事件たちを、彼らは解き明かすことが出来るのか？

裏表紙の惹句に書いてあるように、何度も驚かされました。
そして、結末の見事さにはため息をつきました。
同時に、笑わせてもいただきましたが・・・どうしたんだろ、あの六人。
今回、初めて登場の探偵もいましたが、今後、何らかの活躍の場を与えて欲しいものです。