こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

『図書館の殺人』青崎有吾

2017-09-27 19:32:37 | 読書感想
高校生探偵(?)裏染天馬が活躍する第四の物語の舞台は、図書館。

電子式のナンバーロックのため、夜は人が出入りできないはずの図書館で、出勤してきた司書たちが、他殺体の男性を発見した。
ご丁寧に、ダイイングメッセージ付きで。

彼は、小説を書く事が好きな従姉妹のために、彼女の書くミステリ作品を製本して、図書館の蔵書に紛れ込ませていたのだ。

それにしても、被害者も犯人も、どうやって館内に潜り込んだのか。犯人は、司書たちの中にいるのか。

初めから怪しげな人物の事が語られたり、裏染の推理も、口二こそ出さないものの核心を突く結論が出ず、迷走していたようで、ハラハラのし通しでした。

今回の犯人も、あまりにも思いがけない人物で、かなり驚かされました。

1年以上前の作品を、ようやく、読むことができました。やでやで。
コメント
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