モトヒコこと久延丕彦は、10歳の頃に風待町の小さな砂浜から「火球」を見かけた。
それは、明滅を何度か繰り返し、ふいに消えてしまった。
それだけなら何てことの無い流れ星で済んだのだろうが、その後、かかりつけの風待町医院の看護婦が、漁船で海に出て、何も採らずに帰って来た。
しかし彼女は、姿の見えない荷物を運んでいるようで、それを載せたトラックから落ちたものは、青いスライム状の塊だったのだ。
モトヒコがその塊に出会ってから、その親(?)やヒトガタの喫茶店のマスターを操るウワハル、スザクと呼ばれる鳥のような生き物に宿るはずのムシを宿らせてしまったモトヒコの同級生の兄など、たくさんの不思議なモノに出会っていく。
どんな異星人でも受け入れる柔軟な心を持ったモトヒコは、その分、たくさんの不思議な体験ができて、うらやましく思います。
でもきっと、私はそんな寛容な心は持てないでしょうから、せめてこの物語で楽しませてもらおうと思います。
それは、明滅を何度か繰り返し、ふいに消えてしまった。
それだけなら何てことの無い流れ星で済んだのだろうが、その後、かかりつけの風待町医院の看護婦が、漁船で海に出て、何も採らずに帰って来た。
しかし彼女は、姿の見えない荷物を運んでいるようで、それを載せたトラックから落ちたものは、青いスライム状の塊だったのだ。
モトヒコがその塊に出会ってから、その親(?)やヒトガタの喫茶店のマスターを操るウワハル、スザクと呼ばれる鳥のような生き物に宿るはずのムシを宿らせてしまったモトヒコの同級生の兄など、たくさんの不思議なモノに出会っていく。
どんな異星人でも受け入れる柔軟な心を持ったモトヒコは、その分、たくさんの不思議な体験ができて、うらやましく思います。
でもきっと、私はそんな寛容な心は持てないでしょうから、せめてこの物語で楽しませてもらおうと思います。