『フレンチ女子マドレーヌさんの下町ふしぎ物語』由似文

フランスから和裁を学ぶために日本へやってきたマドレーヌは、パンクファッション好きの残念美女・華と、築八十年ほどの古民家でルームシェアをしています。

そんな彼女たちの元へ、なぜか商店街の悩み事が持ち込まれます。

せっかく繁盛しているのに、洋菓子店を閉店状態にしている杏子さん。
両親が持ち込んだ縁談が嫌で、家出をした箪笥工房の一人娘・茜ちゃん。
デッサンのモデル・乙葉さんに恋をした、華の大学の男友達・後藤くん。
そして、それぞれの問題と共に、華の家との確執が並行して語られます。

果たして、これらの問題は、マドレーヌの煩悩と引き換えに解決されるのか？（笑）
ホント、どの話についても、マドレーヌの原動力は、日本女子にいかにして着物を着せるかにかかっているのですから、何とも微笑ましいことです。
まあ、着せられる側としては、しばらく窮屈ですけどね♪