直木賞候補に挙がった時に、慌てて図書館に予約しました。
元々、好きな小説家ですし、読みたいタイトルでしたし、受賞したらなかなか回ってきませんから。
宮沢賢治の父、政次郎から見た息子の一生を描いた物語でしょうか?
それなりに頭は良かったものの一番とまでは言えず、大人との人間関係の構築がうまくいかず、なかなか自分の納得のいく職業に就けなかった賢治の精神的葛藤の姿が思い浮かびます。
少なくとも若いうちは、学校を卒業したものの真っ当な仕事に就けず、しょっちゅう父親に金の無心をしていたダメ賢治ですが、童話の道を見つけてからは、ずいぶん精神的にも安定したようです。
実際の人物史はあまり知らないのですが、「永訣の朝」が一部創作というのは、なかなか面白くもありながらその作家としてのずるさとすさまじさを感じられて、受け止めるのに苦労しました。本当は、どうなんでしょうね?
賢治の今まで知らなかった面を見られて、良かったです。
元々、好きな小説家ですし、読みたいタイトルでしたし、受賞したらなかなか回ってきませんから。
宮沢賢治の父、政次郎から見た息子の一生を描いた物語でしょうか?
それなりに頭は良かったものの一番とまでは言えず、大人との人間関係の構築がうまくいかず、なかなか自分の納得のいく職業に就けなかった賢治の精神的葛藤の姿が思い浮かびます。
少なくとも若いうちは、学校を卒業したものの真っ当な仕事に就けず、しょっちゅう父親に金の無心をしていたダメ賢治ですが、童話の道を見つけてからは、ずいぶん精神的にも安定したようです。
実際の人物史はあまり知らないのですが、「永訣の朝」が一部創作というのは、なかなか面白くもありながらその作家としてのずるさとすさまじさを感じられて、受け止めるのに苦労しました。本当は、どうなんでしょうね?
賢治の今まで知らなかった面を見られて、良かったです。