こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

『落語少年サダキチ(に)』田中啓文

2018-01-10 19:43:59 | 読書感想
小学五年生の晴海忠志は、歯科検診で虫歯を見つけられる事を恐れていた。
なぜなら、父親の忠太郎に坂井歯科へ行くように命令されるからだ。
忠太郎によると腕がいいらしいが、高齢でもあり、何より父親が治療されている声を聞くと怖さが倍増するのだった。
あまりの怖さに江戸時代にタイムスリップしてみたのだが・・・。

この「夏の医者」
歯痛から逃避するために落語のレコードを聴くって、それなら頭痛も治まる・・・わけもなく、そうですね、子どもの頃の歯医者の怖さを思い出しました。
二話目の「動物園・千両みかん」
そう言えば「千両みかん」は、まだ生で聴いた事がなく、中学生の頃に読んだ落語の物語が並んだ本では、たわいないけど面白い噺とは思っていました。でも、大ネタなんですね。やはりリアリティを持たせるのに、力がいるのでしょうか?一度、聴きたい噺です。

あまりストーリーに関係ない話ばかりしましたが、とても面白い物語ですので、ぜひ!お読みください。
あと、九雀さん。大昔に地磁気が何度も反転しているらしいですよ。その時、夏と冬が入れ替わるかは別ですけどね(テヘ)
コメント
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