カフェ〈アンブル〉で毎月行われている《コージーボーイズの集い》
荻窪に出版関係者らが集まり、お茶とケーキを囲んでゆるゆるとミステリについての話をするという催し。
ルールは二つ。
作品の悪くちは大いにやるべし、ただし人の悪くちはいってはならない。
もっとも後者の誓いはしばしば破られる。
主人公は、ぼくこと編集者の夏川ツカサ。
毎回、コージーミステリをメインにした話をしているうちに、毎回、仲間やその場に居合わせたカフェの客、ゲストらが体験した謎についても解き明かしていく。
と言っても、真相を解き明かすのは店長の茶畑さんなのだが。
タイトルに違わず、この物語で解く謎で殺人はありません。
それだけにみんなで、ああでもないこうでもないと議論するところがとても楽しく、それだけに茶畑さんが提出する真相ですっきりと納得できます。
で、この《コージーボーイズの集い》のルールに則って、私も作品の悪くちをやらせていただきます。184ページなのですが、季節限定のスイーツであるガトーショコラ。
横に生クリームと苺がひとつぶ添えてあるのがうれしいと書かれています。
しかし、その4行あと、このページのラストで、福来さんは苺ショートをたいらげた、とあるのです。
この苺がケーキの上に乗っているのなら苺ショートと言っても、まだ、いいかもしれません。
福来さんが、別に苺ショートを頼んだと言い逃れできると思われる向きもあるでしょう。
でも、この文の流れだと、全員がガトーショコラを食べていると、読者は受け取ると考えられるのです。
明らかにミスと思えます。
ただ、これは東京創元社のミステリです。
校閲さんもいらっしゃると思います。
笛吹さんが読者に、本編にかかわりのない小さなミスを見つけて少し優越感に浸ってもらおうという、意図的な間違いとも考えてしまうのです。
真相はどうなのでしょうか?
新たな謎が生まれてしまいました。(大げさ(^^;))
荻窪に出版関係者らが集まり、お茶とケーキを囲んでゆるゆるとミステリについての話をするという催し。
ルールは二つ。
作品の悪くちは大いにやるべし、ただし人の悪くちはいってはならない。
もっとも後者の誓いはしばしば破られる。
主人公は、ぼくこと編集者の夏川ツカサ。
毎回、コージーミステリをメインにした話をしているうちに、毎回、仲間やその場に居合わせたカフェの客、ゲストらが体験した謎についても解き明かしていく。
と言っても、真相を解き明かすのは店長の茶畑さんなのだが。
タイトルに違わず、この物語で解く謎で殺人はありません。
それだけにみんなで、ああでもないこうでもないと議論するところがとても楽しく、それだけに茶畑さんが提出する真相ですっきりと納得できます。
で、この《コージーボーイズの集い》のルールに則って、私も作品の悪くちをやらせていただきます。184ページなのですが、季節限定のスイーツであるガトーショコラ。
横に生クリームと苺がひとつぶ添えてあるのがうれしいと書かれています。
しかし、その4行あと、このページのラストで、福来さんは苺ショートをたいらげた、とあるのです。
この苺がケーキの上に乗っているのなら苺ショートと言っても、まだ、いいかもしれません。
福来さんが、別に苺ショートを頼んだと言い逃れできると思われる向きもあるでしょう。
でも、この文の流れだと、全員がガトーショコラを食べていると、読者は受け取ると考えられるのです。
明らかにミスと思えます。
ただ、これは東京創元社のミステリです。
校閲さんもいらっしゃると思います。
笛吹さんが読者に、本編にかかわりのない小さなミスを見つけて少し優越感に浸ってもらおうという、意図的な間違いとも考えてしまうのです。
真相はどうなのでしょうか?
新たな謎が生まれてしまいました。(大げさ(^^;))