コロニーで母と暮らしていた少女が死に分かれて叔母と住むようになったのに、彼女まで亡くなってしまい・・・という表題作を読んでいたら、なぜか谷山浩子さんの「わたしは淋しい水でできている」という曲を思い出しましたが、感じ方としてはあながち遠いものではないと思います。
また、巻頭の「糸は赤い、糸は白い」では他人と真実、共感したいと思いつつ拒否感もあるという微妙な願望が実現したか?という面白い物語です。
ただ私がこの本の中で一番楽しんだのは「あるいは脂肪でいっぱいの宇宙」と「宇宙の中心でIを叫んだワタシ」ですし、一番好奇心をくすぐられつつもディストピア感も強い「祖母の揺籠」も好きです。
結構、お薦めできる本だと思いました。
また、巻頭の「糸は赤い、糸は白い」では他人と真実、共感したいと思いつつ拒否感もあるという微妙な願望が実現したか?という面白い物語です。
ただ私がこの本の中で一番楽しんだのは「あるいは脂肪でいっぱいの宇宙」と「宇宙の中心でIを叫んだワタシ」ですし、一番好奇心をくすぐられつつもディストピア感も強い「祖母の揺籠」も好きです。
結構、お薦めできる本だと思いました。