『サムライ・ポテト』片瀬二郎

ハンバーガーショップとカフェ、そしてドラッグストアのコンパニオンロボットが自我を持ってしまったら？

自分と周囲の時間の流れるスピードが違ってしまったら、人はどうするか？

『書き下ろし日本ＳＦコレクションＮＯＶＡ』からの二作品と、この本のために書き下ろされた三作品から成る片瀬さんのＳＦ短編集です。

中でも、テロに抵抗しようとする『三津谷くんのマークＸ』と、差別に抵抗しようとする『コメット号漂流記』が特に気に入っています。
ただ、この二作品は表裏一体の存在のような気もします。

お勧めです。