坂崎良平と妻の加奈子、息子の裕彦は、大雨警報・洪水警報が出るような豪雨のさなか、大地震に見舞われ、息子を残して片割れを失ってしまった。
しかし裕彦は、良平も加奈子も生きていると言うのだ。目の前で死んでいくのを見守ったはずなのに。
どうやら裕彦は2つのパラレルワールドが見えるようで、一方では良平が、もう一方では加奈子が生きているらしい。
それが分かってから、裕彦を介在した奇妙な生活が始まった。
ただ、それも裕彦と似た状態の殺し屋兼恐喝犯が現れるまでだった。
今までパラレルワールドを題材にしたSFを何冊か読んできましたが、こういう切り口は初めてです。
結末は寂しい気もしますが、裕彦は、よくこの辛い決断をしたと思います。
ある意味、この力は呪いと言えるのかもしれません。
とても面白く、来年の星雲賞参考作品に選ばれても不思議じゃないと感じました。
興味のある方は、ぜひ!お読みください。
しかし裕彦は、良平も加奈子も生きていると言うのだ。目の前で死んでいくのを見守ったはずなのに。
どうやら裕彦は2つのパラレルワールドが見えるようで、一方では良平が、もう一方では加奈子が生きているらしい。
それが分かってから、裕彦を介在した奇妙な生活が始まった。
ただ、それも裕彦と似た状態の殺し屋兼恐喝犯が現れるまでだった。
今までパラレルワールドを題材にしたSFを何冊か読んできましたが、こういう切り口は初めてです。
結末は寂しい気もしますが、裕彦は、よくこの辛い決断をしたと思います。
ある意味、この力は呪いと言えるのかもしれません。
とても面白く、来年の星雲賞参考作品に選ばれても不思議じゃないと感じました。
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