法月綸太郎さんの『ノックス・マシン』を読みました。
「ノックスの十戒」になぜ中国人のことが記述されているのか?
21世紀の上海大学パラ人文学部のユアン・チンルウ博士は、それが知りたくて元の世界に戻れないかもしれないタイムトラベルに旅立つ。
まさか表題作の2において、未来の電子書籍の世の中でも焚書が起きるとは思いませんでした。
しかも「華氏四五一度」とは全く逆に思える理由で。
そして、この結末は切なすぎますが、本好きにはユアンの気持ちが少しだけ分かるような気がします。
また、間に挟まった2作も面白く読めました。
最後に、あとがきに書かれた風呂敷の件。
多分、SF作家も畳むことを考えていると思いますよ。
「ノックスの十戒」になぜ中国人のことが記述されているのか?
21世紀の上海大学パラ人文学部のユアン・チンルウ博士は、それが知りたくて元の世界に戻れないかもしれないタイムトラベルに旅立つ。
まさか表題作の2において、未来の電子書籍の世の中でも焚書が起きるとは思いませんでした。
しかも「華氏四五一度」とは全く逆に思える理由で。
そして、この結末は切なすぎますが、本好きにはユアンの気持ちが少しだけ分かるような気がします。
また、間に挟まった2作も面白く読めました。
最後に、あとがきに書かれた風呂敷の件。
多分、SF作家も畳むことを考えていると思いますよ。