東野司さんの『何かが来た』を読みました。
世界中を巻き込んだ大戦争のあと。
農場や工場で働く人たちの多い東須賀地区に住む少年コウセイは、仲間とともに、上山地区に住むリューキたちと自転車で滑降勝負をした。
しかし勝負の最中に上山地区の代表で出たモモカが、謎の研究所の水槽に落ちてしまった。
コウセイたちに助けられたモモカと上山地区の連中は、「貸しだ」と言い捨てて去って行った。
仲間と別れたコウセイが帰宅してみると家には誰もいず、行くと言っていた集会所にも、幼い子どもたちだけが残っていた。
東野さんは、今回重いテーマを持ってこられましたね。
「子どもたちだけの町」とは、またちょっと違います。
子どもの成長を描いていますが、臭いものには蓋をしろという大人たちへの糾弾と、それを変えていこうというメッセージも含まれているように思えます。
とても共感できる物語でした。
世界中を巻き込んだ大戦争のあと。
農場や工場で働く人たちの多い東須賀地区に住む少年コウセイは、仲間とともに、上山地区に住むリューキたちと自転車で滑降勝負をした。
しかし勝負の最中に上山地区の代表で出たモモカが、謎の研究所の水槽に落ちてしまった。
コウセイたちに助けられたモモカと上山地区の連中は、「貸しだ」と言い捨てて去って行った。
仲間と別れたコウセイが帰宅してみると家には誰もいず、行くと言っていた集会所にも、幼い子どもたちだけが残っていた。
東野さんは、今回重いテーマを持ってこられましたね。
「子どもたちだけの町」とは、またちょっと違います。
子どもの成長を描いていますが、臭いものには蓋をしろという大人たちへの糾弾と、それを変えていこうというメッセージも含まれているように思えます。
とても共感できる物語でした。