郵便制度を作った前島密の半生を描いた物語です。
そもそも彼の母親が日本の偉人を目指すようにと料簡が狭くならないよう、地元越後の謙信公だけでなくライバルの信玄公の伝記も読み聞かせていたというから、すごいというのか何とも言い難いですね。
その影響もあってか、向上心の赴くままに様々な地方を旅し多くの人々との交流を持つことになったようです。
ただ、逆にその向上心が一つどころに長く留まれないという結果も生み出したようです。
物語の中での前島氏も、そのために出世できなかったと自戒しておられました。
はたから見ると郵便事業ばかりか、鉄道事業の基礎固めまでなさったというところは並大抵のことではできないと思いますけどねえ。
幕末から明治にかけての有名人がたくさん登場するところと、前島氏から見た彼らも描かれていて、いっそう面白く読めました。
そもそも彼の母親が日本の偉人を目指すようにと料簡が狭くならないよう、地元越後の謙信公だけでなくライバルの信玄公の伝記も読み聞かせていたというから、すごいというのか何とも言い難いですね。
その影響もあってか、向上心の赴くままに様々な地方を旅し多くの人々との交流を持つことになったようです。
ただ、逆にその向上心が一つどころに長く留まれないという結果も生み出したようです。
物語の中での前島氏も、そのために出世できなかったと自戒しておられました。
はたから見ると郵便事業ばかりか、鉄道事業の基礎固めまでなさったというところは並大抵のことではできないと思いますけどねえ。
幕末から明治にかけての有名人がたくさん登場するところと、前島氏から見た彼らも描かれていて、いっそう面白く読めました。
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