飛浩隆さんの『ラギッド・ガール 廃園の天使II』を読みました。
Iで語られた<夏の区界>の平穏だった時代の物語から、<数値海岸>の製作者側の話、
別の区界や、<夏の区界>を根こそぎ破壊したランゴーニの過去の物語が描かれています。
区界の大途絶の原因が分かりますが、AIの人権と存在意義の両立の難しさを感じます。
<数値海岸>については、どの区界も魅力的で、どの住人も生き生きと存在しています。
だからこそ、このような結果は悲しいですね。
同時に、現実の人間たちの葛藤や歪みも描かれていて、AIよりも人間の方が複雑だと感じました。
私が一番好きなのは『魔術師』
空飛ぶ鯨に艤装をほどこし保守点検しリフォームすることで、空飛ぶ船にするところが
面白いです。大原まり子さんの『銀河ネットワークで歌を歌ったクジラ』を思い出しました。
銀クジは、艤装しませんけどね。
シリーズ化しそうなので、今後どのような世界が展開されるのか、楽しみです。
Iで語られた<夏の区界>の平穏だった時代の物語から、<数値海岸>の製作者側の話、
別の区界や、<夏の区界>を根こそぎ破壊したランゴーニの過去の物語が描かれています。
区界の大途絶の原因が分かりますが、AIの人権と存在意義の両立の難しさを感じます。
<数値海岸>については、どの区界も魅力的で、どの住人も生き生きと存在しています。
だからこそ、このような結果は悲しいですね。
同時に、現実の人間たちの葛藤や歪みも描かれていて、AIよりも人間の方が複雑だと感じました。
私が一番好きなのは『魔術師』
空飛ぶ鯨に艤装をほどこし保守点検しリフォームすることで、空飛ぶ船にするところが
面白いです。大原まり子さんの『銀河ネットワークで歌を歌ったクジラ』を思い出しました。
銀クジは、艤装しませんけどね。
シリーズ化しそうなので、今後どのような世界が展開されるのか、楽しみです。