こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

『シャーリー・ホームズとバスカヴィル家の狗』高殿円

2020-06-21 19:41:16 | 読書感想
 
現代のロンドンにホームズとワトソンが女性として住んでいたら?
しかも、主要登場人物全てが女性だったら?

そんな物語の第2弾では、ジョー・ワトソンの叔母キャロルの夫となった人物が貴族の婚外子だという事が分かり、他に跡継ぎがいない為に相続人となる。
しかし、継ぐ事となったアルスターのバスカヴィル家周辺では、底なし沼や魔犬などの不気味な伝説があり、夫妻が住み始めてからも殺人事件などの物騒な出来事が続く。

ジョーがシャーリーにバスカヴィル家邸から状況を報告し続けている中で、つかんだ真相とは?

今回、何が面白かったって、叔母のキャロルがダウントン・アビーにはまっているという事。
また、ジョーが軍医だった頃に経験したトラウマになるような武勇伝も気になります。

今後、本来のホームズの物語に沿って話を進め、状況も明らかになっていくのでしょうが、このジョーは原典よりもサバイバーのように思えます。
そういう意味でも、これからの展開が興味深く感じられます。
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