こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

希土類少女

2012-08-02 00:00:00 | 未分類
青柳碧人さん『希土類少女』を読みました。

13歳から25歳までのごく一部の少女に、体内でレアメタルが生成されるようになった。
このような症状は、日本だけにしか見かけられないらしい。

症状が発見された少女は国に報告する義務があり、長くても25歳までしか生きられない一生を、
政府監視下の施設内で過ごさなくてはならない。
一方、娘を手放した家族は、今後何不自由のない生活を保障される。

物語は、少女たちの住む施設コミュニティ・マヒトツで繰り広げられる。

短い生涯を隔離されて生きる少女たちの悲しみ、絶望。
しかし、彼女たちもかすかな希望を糧に何とか生きている。

江波と冴矢の出来事が、近い将来、彼女たちの大きな希望になってくれることを願います。
いや、きっと高松がしてくれると信じています。

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