さよならのためだけに

我孫子武丸さんの『さよならのためだけに』を読みました。

少子晩婚化に悩む先進諸国は、遺伝子を調べることにより最高の相性の結婚相手を見つけるという
ＰＭ社に協力していた。
水元と月の相性診断は、特Ａだったのにも関わらす、二人は全然うまくいかなかった。
ハネムーンから帰ると、早速離婚することに決めた二人だったが、案の定、ＰＭ社から妨害が入った。
二人が離婚することは、ＰＭ社の信用に傷がつくことらしい。
しかも、水元はＰＭ社の社員だった。

この結末は、二人が共闘することに決めたところから、薄々予測できたことですが、本当にそうなるとは。
普通の出会い方をしていれば、こんなややこしいことにはならなかったのにねー。