こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

道徳という名の少年

2010-07-16 00:00:00 | 未分類
桜庭一樹さん『道徳という名の少年』を読みました。

町でいちばんの美女が生んだ娘たちは、どの娘も母親そっくりで、誰が父親なのか、
母親以外には分からなかった。
最後に生まれた息子だけ、父親が分かり、ジャングリン(道徳)という名が付けられた。

彼女たちの不道徳な行いが、あまりにも淡々と書かれていたので、さほど嫌悪感もなく、
当然のように受け入れて読むことが出来ました。
不思議な読後感です。

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ファイヤーキング・カフェ

2010-07-15 00:00:00 | 未分類
いしかわじゅんさん『ファイヤーキング・カフェ』を読みました。

舞台は沖縄。
どの物語も、東京に嫌気が差したり、様々な理由から沖縄にやって来た人々が主人公。
しかし、彼らが夢みたほどには、沖縄の居心地はよくなくて、彼らはどこまで行ってもよそ者だった。

主人公の一人・瞳が開いた「ファイヤーキング・カフェ」を発端に、物語は展開していきますが、
どれも息苦しく、閉塞感で何度も投げ出したくなりました。

これからの瞳が、どうなっていくのかは、分かりませんが、
いつか、居心地のいい場所が作れるようになっていることを、願っています。

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トーキョーの謎は今日も深まる

2010-07-14 00:00:00 | 未分類
マイケル・プロンコさん『トーキョーの謎は今日も深まる』を読みました。

プロンコ氏の見つけたトーキョーは、非常に多面的な街です。
光と影、画一と混乱、バーチャルとリアル、梅雨のカビと夏のビアガーデン、よそよそしさと気さくさ、
緊張と脱力など。

魅力的ですが、まとまりのない街なのでしょうか?
私が東京に行く時は、地図を片手にしていますが、迷い込んだ東京の見知らぬ街というのも
体験したいものです。昼に限りますが・・・(^^;)
とても楽しいエッセーでした。

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帰天城の謎 TRICK 青春版

2010-07-13 00:00:00 | 未分類
はやみねかおるさん『帰天城の謎 TRICK 青春版』を読みました。

山田奈緒子は女子中学生。
日本一周武者修行の旅をしている上田次郎とN件の踊螺那村で出会った。
村では、天正十三年に消えた「帰天城」と妖術を使う玲姫を恐れていた。
消えた「帰天城」玲姫の妖術、隠された埋蔵金。
超常現象は、すべてトリックで説明できるか?

奈緒子と友人達(?)そしてジロさんが繰り広げるドタバタ喜劇は面白く、
一人ずつ消えていく友人達については、トリックがあると思いつつも不思議で、
一気に読み終えてしまいました。

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雲の切れ間に宇宙船 三日月小学校理科部物語2

2010-07-12 00:00:00 | 未分類
川端裕人さん『雲の切れ間に宇宙船 三日月小学校理科部物語2』を読みました。

前回の冒険によって、理科部とは関わらないと思っていたリョータ、七実、翔だったが、
理科部で飼育しているテンジクネズミが逃げ出して、とんでもない事が起こった。

今回のミッションは、理科部創設時の危機と、100年前のラヴを救うこと。
果たして彼らは、一回目の失敗を、やり直すことができたのか?

これを読むことで、小学生の夏休みの宿題は、1つ片付いたも同然じゃないでしょうか?
ただし、安全な方は作っても、くれぐれも危険な方は作らないで下さい。

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