花よりも花の如く８

成田美名子さんの『花よりも花の如く』８巻を読みました。

憲人が、ＴＶドラマに能楽師役として初出演。
どこまでが演技で、どこからが自分の気持ちなのか、分からなくなる憲人だったが・・・。

今回は、憲人のＴＶドラマ初出演作「石に願いを」のメイキング編。
憲人が迷いながらも、役の気持ちになりきって演じています。
果たして、それがどのような物語になっているのか？
次回が楽しみです。

プリンセス・トヨトミ

万城目学さんの『プリンセス・トヨトミ』を読みました。

会計検査院第六局に所属する松平、鳥居、旭は、五月某日、大阪での調査のため、
のぞみ１１３号で東京駅を出発した。

タイトルからして、豊臣家の末裔に関する物語という予測はできました。
しかし、そこまで秘密主義？周囲にはバレバレだけど、な話とはね。
父と息子、そして母と娘の絆を深める、温かい話でした。
いい人たちやねー、何の特にもならんのに。
とても気に入りました。

残念

今日は七夕。年に一度、織姫と彦星が再会する日。
こちらでは、天候もよく、星を見るのに絶好の日だったはずなのですが、すっかり忘れていて、
コンタクトレンズを外し、眼鏡にしかえてしまいました。
眼鏡だと、視力が０．１になるので、見えません。
そうじゃなくても、視力低下しているので、コンタクトでも見えなかったかもしれません。残念。

コンビニたそがれ堂 星に願いを

村山早紀さんの『コンビニたそがれ堂　星に願いを』を読みました。

小学六年生の愛は、引越しでこの町を離れるお隣のお兄ちゃんのために、
お弁当を作ろうと決心するのですが・・・。

少女の初恋を描く、表題作。
喫茶店コスモスのマスター・宗一郎さんの人生の物語。
ツイッターで、きれいな物や、かわいい物を紹介するのが好きな、
普通のサラリーマンに起きた不思議な出来事。

どの作品も、思いやりに満ち、大切な事を教えてくれます。
大好きな物語です。

ぼくらのひみつ

藤谷治さんの『ぼくらのひみつ』を読みました。

２００１年１０月１２日金曜日の午前１１時３１分で止まった時間に暮らし続けているぼく。
普通に朝と思える時間に起き、顔を洗って、食事して、町を歩いて・・・いつ、誰に時間を聞いても、
午前１１時３１分。

あるとき、京野今日子に出会い、一緒に行動し始めた事で、彼女の時間も止まった。
そして彼らは、旅行に出発したのだが・・・。

読み終わってみると、まるで自分に問題を突きつけられているような感じがしました。
私も、本ばかり読んでいないで、少しは人に働きかけなければなりません。
前よりは、ずいぶん良くなった方だとは思いますが、それでも少しずつ、身近な事から変えていこうかと
思います。