こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

和菓子のアン

2010-07-02 00:00:00 | 未分類
坂木司さん『和菓子のアン』を読みました。

専門学校へ行くほど好きな事も無く、大学に行きたいと思うほど勉強好きでも無く、かと言って、いきなり就職というのもピンと来なかった梅本杏子。
十八歳で、新潮百五中センチ、体重五十七キログラムの彼女は、自分にできる仕事を消去法で考えた結果、デパートの和菓子売り場でバイトをすることにした。

和菓子を買っていくお客様それぞれの人生があるように、買われていくお菓子にも意味があり、理由があります。

和菓子の背景にあるものに思いをはせる。これは、そういう日常ミステリでした。
大福みたいな物語です。

コメント
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