こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

宇宙で暮らす道具学

2010-07-04 00:00:00 | 未分類
松村秀一氏 松本信二氏〔監修〕宇宙建築研究会〔編著〕による『宇宙で暮らす道具学』を読みました。

宇宙における衣食住について考察された本ではありますが、宇宙環境から旅行、
無重力空間まではともかく、月や火星への居住に至っては、
主に居住施設を作るための工作機械をどうするかに、重きを置いているようです。
しかし、小ではボルトやナットなどの部品を失わないための道具なども紹介されています。

後半部分は、建築の専門的な話になって難しいのですが、だいたいにおいて、
私みたいな素人でも分かるように、噛み砕いて説明されています。

ずいぶん技術も進んできたとは思うのですが、果たして、今世紀中に人類が宇宙で暮らせるようになるかは、
半信半疑です。まだまだ、たくさんの課題が山積されているような気がします。

一昨日、天神に行ったついでに、飾り山笠を見物してきました。まず、新天町の飾り山笠からご紹介しますね。こちら側は「ちびまる子ちゃん」になっています。

こちらは、その反対側です。

こちらは、ソラリアプラザの飾り山笠です。

これは、その反対側。
どちらが正面になるのかは、博多っ子じゃないので、よく分かりませんが、華やかで楽しいですよね。他にも、飾り山笠が市内にたくさんあるようなので、この時期に博多にお越しになる方は、下調べをして見物して回ると言うのも、忙しいですが、楽しいかもしれません。

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三之助をみたかい?in福岡vol.7

2010-07-03 00:00:00 | 未分類
昨日、天神、ジュークジョイントで行われた落語会「三之助をみたかい?in福岡vol.7」を聞いてきました。
今回は、客の集まりが悪いってことだったので、万難を排して、参加いたしました。しかし当日は、80%ほどの入りで、安心しました。

演じられましたのは、仲入りを挟みまして「金明竹」と「景清」
前者は、与太郎のとぼけっぷりと、加賀屋佐吉の使いの口上が面白い噺。
後者は、中年から芽が不自由になった定次郎の信心が面白くも感動的な噺です。

また、今回の枕噺は、何よりも師匠の小三治さんの会長就任記者会見のてんまつが笑えました。抱負について「なったばかりなので、まだ考えていません」に始まり、一事が万事この調子で、会見が1時間にもなったというから驚きです。長い記者会見は、記者を育てるそうです。

さらに、今回の落語会は、音声無しで全世界にインターネットで生放送されていたようです。音が無いのは、おあしを払っていないからだそうです。そりゃそうですわな。

あと他には、真打になった話、放送禁止用語について、祭の話などありましたが、割愛させていただきます。

打ち上げは、豆乳しゃぶしゃぶだそうで、参加できなくて残念ですが、21時半に会が終わって、帰り着いたのが23時半ですから、仕方ないですね。

あまりに楽しくて、寝付けないほど楽しい時間でした。

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和菓子のアン

2010-07-02 00:00:00 | 未分類
坂木司さん『和菓子のアン』を読みました。

専門学校へ行くほど好きな事も無く、大学に行きたいと思うほど勉強好きでも無く、かと言って、いきなり就職というのもピンと来なかった梅本杏子。
十八歳で、新潮百五中センチ、体重五十七キログラムの彼女は、自分にできる仕事を消去法で考えた結果、デパートの和菓子売り場でバイトをすることにした。

和菓子を買っていくお客様それぞれの人生があるように、買われていくお菓子にも意味があり、理由があります。

和菓子の背景にあるものに思いをはせる。これは、そういう日常ミステリでした。
大福みたいな物語です。

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綺想宮殺人事件

2010-07-01 00:00:00 | 未分類
芦辺拓さん『綺想宮殺人事件』を読みました。

琵琶湖畔にそびえる壮麗な怪建築群、綺想宮。
そこに招かれた名探偵・森江春策。
彼は、自動的に詩をつむぐ機械「大発見」の歌い上げる呪文そのままに行われる殺人事件を
防ぐことができるのか?

今回の森江氏は、「どうなっちゃったの?」と思うほど、多弁で能弁です。
その、めくるめく薀蓄の数々には、幻惑されるほどでした。

最後になされる森江氏の告発の数々には、私程度の平凡な庶民でも、いやそうだからこそ、
えりを正して人生をどう生きるのかを考えなければならないと、思わされました。

真摯にミステリに取り組んだ、素晴らしい作品だと思います。

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