仲が良く、図書室を遊び場にしていた三年の図書委員が受験勉強のために委員会を退いた後、図書室は静かになり、一、二年の委員も用が無ければ来なくなった。
僕こと堀川と、同じ図書委員の松倉詩門がカウンター当番をしている時に、この間委員を引退した三年生の一人、浦上麻里先輩に、彼女の亡き祖父の金庫の暗証番号の推理を頼まれた。
その後もなぜか、堀川行きつけの美容院での店長の挙動不審ぶりや、日頃、不良ぶっている生徒への生活指導の先生の言いがかり、自殺して三年生の先輩が最後に読んでいた本を探す事などを推理する機会に出くわす。
そして最後に、松倉自身から出た謎の真相を調べることとなったが・・・。
こっ恥ずかしい表現かもしれませんが、上質の連作青春短編ミステリです。
謎の推理自体も面白いのですが、堀川と松倉の、親しくはないけれど互いを信頼しているという関係性が、心地よいです。
ただまあ、図書委員で松倉みたいに日本十進分類法に詳しい人は、なかなかいないと思います。
私も知っているのは、小説の913くらい?
あと、どうか松倉がいつものように図書室のカウンターに戻ってきて欲しいですね。
僕こと堀川と、同じ図書委員の松倉詩門がカウンター当番をしている時に、この間委員を引退した三年生の一人、浦上麻里先輩に、彼女の亡き祖父の金庫の暗証番号の推理を頼まれた。
その後もなぜか、堀川行きつけの美容院での店長の挙動不審ぶりや、日頃、不良ぶっている生徒への生活指導の先生の言いがかり、自殺して三年生の先輩が最後に読んでいた本を探す事などを推理する機会に出くわす。
そして最後に、松倉自身から出た謎の真相を調べることとなったが・・・。
こっ恥ずかしい表現かもしれませんが、上質の連作青春短編ミステリです。
謎の推理自体も面白いのですが、堀川と松倉の、親しくはないけれど互いを信頼しているという関係性が、心地よいです。
ただまあ、図書委員で松倉みたいに日本十進分類法に詳しい人は、なかなかいないと思います。
私も知っているのは、小説の913くらい?
あと、どうか松倉がいつものように図書室のカウンターに戻ってきて欲しいですね。