こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

DVD『はみだしっ子~in their journey through life~』劇団スタジオライフ

2019-03-04 20:32:41 | CD・DVD等
劇団スタジオライフのはみだしっ子公演第2弾のDVDを、ようやく観ることができました。

「そして旗振るの」の後、「そして門の鍵」までの物語が演じられています。

原作を読み返さなくなってから、ずいぶん経つように思えます。
今回、スタジオライフの皆さんのお芝居を観せていただいて、当時の子どもの視点からではなく、大人の視点から観ている自分がいる事に、時の流れを感じたりもしました。
成長しているのならいいけれど、劣化していないのかな?とか、気にもなります。

ただ、今も昔も、アンジーのママとグレアムのパパは、ろくでもないって事。
体は小さくても、それに立ち向かうアンジーとグレアムは、何と雄々しく逞しいことか!
いつも、はみだしっ子の4人組は、厳しい現実を見据えて戦っています。

自分自身も、彼らに恥じない生き方をしたいと思っています。
現実は、なかなか厳しいんですけどね。

あ、そうそう、スタジオライフのサイトのアドレスは、http://www.studio-life.com/です。
ここで、DVDを購入できます。
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『田沼スポーツ包丁部!』秋川滝美

2019-03-04 20:15:27 | 読書感想
勝山大地は現在22歳、もうすぐ23歳の誕生日を迎える『株式会社田沼スポーツ』営業部の新入社員である。
高校時代に陸上部で膝を壊し、包丁部、こと料理部にいた。
大学は知名度が低く、しかも文系、単位落としまくりで万年留年危機という状況を考えれば、スポーツ用品メーカーとしてはそれなりに知られている会社に入れたのは上等の部類だろう。
しかし配属されたのは、登山やキャンプ用品を売る部署。
俺は水平移動がもっぱらで、百メートル単位の高低差なんかとは無縁の世界で生きてきたんだ!と叫びたくなり、物々しい商品を見せられて研修途中も何度か口にした。独り言のレベルだけれど。

ただ、大地は先輩に恵まれており、その先輩にも気に入られてなかなかいい社会人生活をスタートしたように見えた。
使い物にならない創業者の孫・田沼伊知郎が、先輩の先輩・清村課長に恨みを持っていなければ。

でも、大地たちは機転を利かせ、社内に包丁部を発足。
イベントを仕掛ける事となった。

そうですねえ。キャンプでバーベキュー。
連れて行ってくれる人が、メインで動ける人ならいいけれど、大抵、口と道具だけが立派で、結局、やるのはこちらになる事が多いように思えます。キャンプでも登山でもいいけれど、たまには旦那に動いて欲しい主婦は多いみたいですね。
あと、パパがママに負けないように見える料理を2、3品作って見せたら、お子さんにも尊敬されそうに思えますが、どうなんでしょう?
そういう意味でも、キャンプに行ってバーベキューをしたいパパの皆さんは、こっそり腕を磨いて下さい。
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『ニャン氏の童心』松尾由美

2019-03-02 20:21:45 | 読書感想
中堅の出版社で働く田宮宴は、童話作家ミーミ・ニャン吉氏の担当をしている。

彼の童話執筆は、あくまでも趣味。
本業は、とある財団を率いる実業家らしい。
しかし彼の実体は謎に包まれており、直接彼に会った事があるのは限られており、表立った場所では、丸山という秘書が代理を行っている。

そんなニャン氏には、もう一つ、名探偵という特技があったのだ。
例えば、警察官に追われているTシャツの男が袋小路に追い詰められたと思っていたが、なぜか、警察官だけが忽然と消えてしまった件。

小型のプライベートジェットを日本に売り込みに来た社長が、フライトシミュレータを運用している最中に、両親が、相次いで亡くなった件。

亡くなった作家のたった一人の身内である甥が、蔵書の整理を行おうとした件。

どれも、素直に見ると謎だらけの現象が、ニャン氏の視点で見てみると、まるで違った光景が浮かび上がってきます。

何よりも、ニャン氏の正体が微笑ましく、それでいて明晰な頭脳を見せるところが、犬派の私としては、羨ましい限りでした。
今まで読んできた犬が出てくるミステリは、犬が足を引っ張ったり、あまり格好良くないんですよねー。
犬好きのミステリ作家さんの中で、どなたか犬の名探偵を書いて下さる方はいないのでしょうか?よろしくお願いいたします。
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