こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

栗コーダーカルテットin福岡県 岡垣サンリーアイ ハミングホール

2022-09-17 20:42:07 | コンサート
いやー三年越しの念願だった、栗コーダーカルテットのコンサートのために、福岡県岡垣町まで行ってきました。

最初のチャンスの時は門司と一番の近場だったのですが、オフィシャルサイトで掲示された時が2週間ほど前だったので、休みの希望の出しようがなかったんですよお(プンプン)
一般企業は土日が休みなんでしょうけど。

二回目も福岡県内だったけど、車の免許を持たない者にとっては行きづらくて・・・(^^;)

そんな訳で、今回は海老津駅が近場の駅で辺鄙と言えば辺鄙かもしれないけど、何とか公共交通機関を使って行けそうだし、チケット代が宝くじの助成で千円と格安なので、とチケットを取って休みの希望も出してーと準備していたら・・・台風ぅ?
冷や冷やしつつも何とか台風前のコンサートとなりまして、行ってきましたよ。



想像していた通り、お客様にお子様が多いです。
ピタゴラスイッチのテーマを前半に持ってこられてつかみはOKなのですが、お子さんの興味を引くのは大変だろうし、ジブリとは言え「ゲド戦記」の、谷山浩子さんの「テルーの唄」は、地味かも?
ただ、谷山さんファンの私としましては、作曲者として谷山浩子さんの名前を三回も連呼して下さったのは、とてもありがたかったです。
せめて選ぶならNHK「みんなのうた」提供の「花さかニャンコ」が良かったかもね?

ピンクレディの「サウスポー」とかファイナルファンタジーのメインテーマとか、ベートーヴェンの「運命」とか、前半ラストは「鉄腕アトム」の主題歌とか、大人には面白いけどちびっこの皆様は、よく我慢して下さったと思いますよ(;^_^A

もちろんそこは抜かりが無いようで、後半にお子様向けの曲も入ってきました。
お父様お母様方も、途中で客席を抜けたりなさって気を遣われて大変だと思いましたが、色んな意味でありがとうございました。

全体としては、老若男女幅広く楽しめるように配慮がなされた素敵なコンサートでしたし、とても楽しかったです。

本来は明日明後日と、大宰府と日田だったらしいのですが、この猛烈な台風の為に中止だそうです。
交通機関の便とか考えると、メンバーの皆様は帰る事はできたのでしょうか?

本当に今度の台風は猛烈すぎるので、自分も含めて明後日まで無事でいられるように最大限の努力を払わなくてはいけないと思っています。
まずは、仕事に行けるのか?行けても帰ってこられるのかで、行動を考えなくてはいけません。
今夜と明朝の台風情報を注視しないとなあ。
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『本好きの下剋上 第五部 女神の化身VI』香月美夜(ネタバラシ注意)

2022-09-14 19:55:07 | 読書感想
 
今回は、ローゼマインが王命にて王の養女となるためにヴィルフリートとの婚約が解消され、ジルヴェスターの養女でもなくなり、貴族としての両親、カルステッドとエルヴィーラの娘だけの身分となり、王都へ向かう事が、領主一族だけの報告会で伝えられた。

ここでこれまでヴィルフリートがため込んでいた不満が爆発する。
長い間、ローゼマインと比較され続けて辛かったのだ。

結局、周囲の者には情報を伏せつつ、ローゼマインが中央に行く事と誰が着いて行って、誰がエーレンフェストに残るのかも話し合われていく。

ヴィルフリートにとって、ようやく自由の身となったのは良かった面もありますが、領主としての道が閉ざされたのかな?
逆にシャルロッテとメルヒオールにも領主の道が開かれたのは、喜ばしいのかもしれませんね。

ローゼマインが可愛かったのは、側仕えと護衛騎士の身の振り方の中で、リーゼレータにおねだりするところでしょう。
神殿でも素敵な場面がありまして、ディルクの決意がとても微笑ましく、あの赤ちゃんがずいぶん大きくなったものだと感じます。

また、貴族としての実母、エルヴィーラの告白と共に明かされる、ローゼマインへの深い愛情に胸がいっぱいになりました。

下町ではルッツとトゥーリが・・・ねえ?びっくりですよ。
安心材料として、この二人が王都にも着いて来てくれそうなのにホッとしました。
一方不安材料としては、我儘放題考え無しのディートリンデが早速、操られ始めているのも怖いです。
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『本好きの下剋上 第五部 女神の化身V』香月美夜(ネタバラシ注意)

2022-09-13 20:05:24 | 読書感想
 
今回、粛清で側近が減った上にフェルディナンドが王命でアーレンスバッハに行った事もあり、ジルヴェスターが目の回る忙しさだという状態から始まる。

だからー、ローゼマインが言っていたでしょう?
さらにヴィルフリートもすねているし、中央でローゼマインが神殿長を務めているうちに、ちょっとした手違い(?)で次期ツェント候補になっているし。
そう言いつつも、王子の第三夫人として求められるに至っては、ベンノやフェルディナンドに鍛えられた悪辣な(?)交渉術の腕が発揮されて、読んでいて楽しいです。
最初の巻ではマインに自分を並べて読めたものですが、どう考えてもこの域には到達できませんわ(;^_^A

まあ、王族の皆様も、自分勝手で相手の立場をちらっとも考えないご様子なので、どれだけ搾り取れるか専念しても罰は当たりませんよねえ?

実際、巻末のアドルフィーネ視点の短編でもそれは遺憾なく発揮されていますので、きっとローゼマインと悪口雑言に盛り上がれるでしょう。
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『インタビュー・ウィズ・プリズナー』皆川博子

2022-09-08 20:04:23 | 読書感想
 
『開かせていただき光栄です』シリーズ三部作にして最終作。

エドワード・ターナーとクラレンス・スプナーは、英国本国から派遣された補給隊隊員としてアメリカ大陸に降り立った。

その辺りでは、大地主のアーデン家とウィルソン家が力を持っていた。
どちらの家でも、国王派と大陸派双方の様子を伺い、勝利しそうな方につこうとしていた。

そんな中、アーデン家の庶子でモホーク(俗に言うインディアンの部族の1つ)を母に持つアシュリーを殺したとして、エドことエドワードが投獄されたと知った、ウィルソン家の三男である口唇裂の障害を持つモーリスが「ニューヨーク・ニューズレター」の記者ロデリック・フェアマンをよこした。
本人は負傷によって来られないという。

分かっていた事ではありますが、白人種の人々が元々の地元民を差別迫害しつつ都合のいいように利用している光景を読むのは、辛いものがあります。
それだけではなくモーリスも実子なのに、障がいのために親兄弟にも疎まれているのもきついです。

エドもモホークの人々と近しくなった事もあり、物語の結末でもやりきれない思いを抱いています。
ハッピーエンドにはなりませんので、それを踏まえたうえでお読みください。
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