こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

『うまいダッツ』坂木司

2024-04-11 19:47:21 | 読書感想
「うまい棒」一本で、世界の秘密が分かるらしい。
 
う~ん(^_^;)
これが小学生を主人公としているなら分かりますが、高校のクラスで噂になっているって・・・。
まあ主人公たちも最初は爆笑で、クラスメイトの真剣さに半信半疑になり予言者と言われるホームレスらしきおっさんを探しに行くのですが、最後まで読んでみると結構心温まるいい物語になっています。

続く話でも、喫茶部で様々な菓子を囲んで交わされる会話と出来事に和まされます。
彼らの通う高校は、全ての生徒がどこかのクラブに所属しなくてはいけないのですが、こういう緩い逃げ場的な場所も必要だとは思います。
時には不良少年のたまり場になりがちでもありますけどね。

面白かったです。
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2024年4月7日(金)御堂寄席in西宗寺(北九州市小倉北区川原口)

2024-04-07 20:43:46 | 落語
今日は5日と同じく、柳亭燕路師匠の落語会に西宗寺に伺ってきました。



驚いたのは、なぜか橘家文太さんが飛び入り参加された事。
このお寺から5分のところにお住まいだそうで、燕路師匠にご挨拶にいらしたそうです。
お着物をお持ちな辺りは、参加なさる気満々ですね?www

という事で、開口一番は文太さんで「元犬」
個人的に、この噺のシロが愛らしくてとても好きなんですよ。

続いては、二ツ目の古今亭始さん。
今回は「目薬」をしてくださいました。
こちらはこちらで、こっけいで楽しい噺ですよね?

そして待ってましたの燕路師匠。
5日と同じく「船徳」ですが、何度伺ってもいいですよねえ。
若だんなもいいけれど、船に乗り込んだ客がとても好きです。

ここで仲入りでして、ちょうどお釈迦様のお誕生日4/9だそうですが「花まつり」という事で
甘茶をいただきました。以前4/9に某デパートでいただいた甘茶よりもしっかりお茶が出ていました。

仲入り後は、ウクレレえいじさん。
こちらのお客さんの方が、芸術劇場よりもノリが良かったように思えました。

最後は燕路師匠の「藪入り」
親子の情愛が温かであると同時に、おかしみもある噺で大好きです。

そんなわけでとても楽しい落語会でもありましたが、会の前に法要もありまして同じ宗派でありながら父の実家が遠すぎてそういうものが未体験な私としましては、余計に大変充実した一日でもあったのです。

チラシを持ち帰って母が拝見して一言「このお寺の婦人会は、素晴らしいね」だそうです。
いい一日でした。ありがとうございました。
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2024年4月5日(金)『第十九回 花より落語』in北九州芸術劇場小劇場

2024-04-06 17:28:06 | 落語
昨日、柳亭燕路師匠の落語会に行ってきました。

写真は北九州芸術劇場が入っているリバーウォーク北九州です。
開口一番は、二つ目の古今亭始さん。
今秋には真打になられ古今亭伝輔さんと名前も変えられるそうです。
なので、この会でいらっしゃるのは今回が最後とのこと。
嬉しさと寂しさが相まった心地です。

色物としてはウクレレ漫談のウクレレえいじさんがおいでになりまして、歌も話もとても面白く、驚いたのはウクレレで津軽じょんがら節を弾かれたこと。
いや、津軽三味線で洋楽を弾かれる昨今。
逆があって当然なのですが、意外性とテクニックに驚きました。

肝心の噺ですが覚えているのは「船徳」と「藪入り」でして、もう一つが思い出せない。
どれもとても面白く、目一杯笑わせていただきましたのでいいのですが、少し心残りかな?
でも、充実した一日でした。
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『スリーピング事故物件』西澤保彦

2024-04-04 20:09:05 | 読書感想
 
音尾初音と渕口由布子は〈県立高和女子大学〉の同窓であり、お互いの恋人を散り合う仲ながら、なぜか遊び友達としての交流も途絶えないという不思議な関係である。

しかも最近、4LDKのマンションの同居と賃料の折半を提案され、無職の初音にとっては渡りに船でもあるが、そもそも彼女のの婚約者を由布子が寝取らなければ、初音が職場に居づらくなって無職になるという事態に陥る事は無かったのだ。

さらに問題のマンションは曰くつきの物件でもあった。

よくある幽霊が・・・というお話ではありますが、その部屋で殺害された被害者とワープロを介して会話し、殺人事件の真相に迫るという奇想天外なミステリです。
謎解きそのものも面白いのですが、何より初音と由布子の関係性自体もミステリかもしれません。
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『白線以外、踏んだらアウト』田丸雅智

2024-04-03 19:40:14 | 読書感想
 
子どもの頃、道路の白線だけを歩くというルールを自分に課して遊ぶという事。
確かにありました。
他に「三秒ルール」というのもありましたよねえ。

さらに、ちょっとしたおまじないや言い伝えなども含めて迷信が本当になったら?
という事で物語が紡がれていて面白く、前回の『遅刻する食パン少女』以上に温かく描かれているように思えて、読んでいてほっこりしました。

おすすめします。
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